前回近況報告(3):妊娠発覚とトラブルでも少し触れていますが、今回の妊娠でもつわりがあります。つわりについて、皆さんどんなイメージをお持ちですか。
妊娠する前のつわりのイメージは、妊娠が発覚するきっかけとなるものでした。どのくらい続くとか全く考えたこともありません。そして妊娠発覚と同時に食欲が増して、とにかく妊婦は「食べる」と思ってました。
メディアの影響って凄いですね。
はっきり言って独身の時代は妊娠したらどうなるかという事には全く興味がなかったですし、もし周りに妊娠している人がいても、お腹と胸が大きくなるというくらいしか分かりませんでした。
(皆さんはこれほどではないと思いますが、私自身周りに独身の友達か、結婚していても子供がいない友達ばかりでしたので。😅)
だから妊娠初期がどれだけ辛い時期なのか、想像もつきませんでした。
第一子の時
待ちに待った第一子の妊娠が発覚し、とにかく嬉しかった頃。
6週が過ぎた時でしょうか。
急にラーメンが食べたくなり1人で堂々とラーメン屋に入って、豚骨ラーメンを注文。
しかし、3分の一も食べることができずお会計となりました。
途中から急に消化ができなくなってしまいました。
そこから食べられる量が極端に少なくなり、いわゆる「食べづわり」ではないんだなと自覚し始めた8週目。
素麺を少量食べてパソコンをいじっていたら急にウッと吐き気が。
お酒で吐いたり、二日酔いになったこともない私にとって、全く新しい体験でした。
食べた素麺を全部吐いてしまった後、食べるのがだんだんと怖くなり始めます。
でもお腹が空いているので、クラッカーやつわりに良いと言われている物を買い出し食べ始めました。
一つ一つ食べ物を試しながら、合わなかったら吐くしかないし、合うものならまあ食べれる。しかし、殆どの物は食べることができず、毎日水分をとるだけで精一杯。
ご飯、チキンと元々大好物だった物が食べれなくなったり、匂いにも敏感に。
電車に乗ったりコンビニに行くなんてとんでもない。
あまりの匂いに頭痛が始まるくらい。
一度も臭うと思ったことの主人の体臭で吐き気を感じたり、
何度も公共の場で吐く寸前までいきました。
殆ど食べていないから体が衰弱し切ってしまい、3週間で7キロ減。
あんなにダイエットをしても減らなかった体重がこんなに減るなんて。
病院では「お水が飲めてれば大丈夫です」と言われるだけ。
何度か点滴をし、すこーしだけ調子が良くなったりしてましたが、
最終的に13週頃まで何も食べれない、吐きまくる飢餓のような状態が続きました。
1日に20回ほど吐いたことも。笑えないです。
ちょうど同じ年に第三子を妊娠していたイギリスのキャサリン妃が「妊娠悪阻」と診断されてニュースになりましたが、実は私も前回の妊娠で「妊娠悪阻」と診断されていました。
この酷い吐き悪阻は16週まで続き、その後妊娠後半まではご飯を食べれなかったり、正直何も前のように「美味しい」とは感じない日々が続きました。
妊娠したら妊婦はいっぱい食べるってイメージ、誰が作ったんだよ!?と怒りながら。
しかし、周りから話を聞くと、実は殆どの友達が「つわりそんなに酷くなかった」とか「ご飯が5倍くらい美味しくて凄く体重が増えた」とか言うんです。笑
なんで私だけこんな酷いの?!と思いましたが。
後でお医者さんに話を聞くと胎盤がとても大きく、へその緒も他の人の2倍くらいの太さがあったようで、赤ちゃんがホルモンを過剰に作っていたからなのかなと推測してみましたが。。。
もちろん正確な理由は分かりません。
「妊娠悪阻」を診断される妊婦さんの中には中絶を選択するほど酷い症状の人も。
同じ人が毎回の妊娠でこんなことになるかというと、それもまた違うようですが。。。
とにかく、つわりが怖くて再度妊娠することも怖くて仕方がありませんでした。
今回の悪阻
今回の第二子の妊娠が発覚した時。
私はほんの少し間違った「期待」をしていました。
何故なら、つわりがほんの少し違う形で始まったから。
6週目は普通にご飯が食べれて、しかも「お腹が空く」と気持ち悪くなる。
前回の妊娠とは違う点でした。
もしかして食べ悪阻かな?!と期待。
でも、とにかく何かをお腹に入れておかないと吐きそうに。
どんどん消化力が弱くなったので、食べる量は少なくなっていきましたが、吐きたくなければとにかくお腹が空くのを防ぐ必要がある。
仕事ではずっとクラッカー、パンなどを口にしていました。
会社ではチームで仕事をする事が多いので、安定期までに妊娠を隠す事もほぼ不可能でした。2〜3時間のミーティングが続く時なんか、クライアントが来ててももう吐き気が我慢できず何度かトイレに駆け込みました。妊婦にはプライバシーなんてないのですね… 高齢妊娠で本当はどうなるかも分からないし、安定期まではあまり周りに知らせたくなかったけど。7週にはチームメンバーに。12週には全員に知らせることに。泣
今回は食べられる物は前回より幅が広く、結局7週頃からご飯が食べれなくなったこと以外は何かを食べることは可能。
これがまた面白くて、毎週のように食べたいものが変わっていき、最後には吐いて食べれなくなり次へ移行するといったことが続きました。
なので、何日も美味しくじゃがいもで毎日を延命していても、4〜5日経つとじゃがいもで吐き気がするようになり、それ以上は口にすることが出来なくなります。
また今回が前回と違ったのは、いつも豚肉を食べていたこと。
なぜか豚肉が食べたくなるんですよね。
でも鶏肉と牛肉は食べると吐き気がする。
これは一体なんだと思いながら、とにかく豚肉を食べる。
そして1ヶ月ほどほぼ毎日のようにパインアップルを食べたり炭酸水を飲んでいたこともありました。
これもまた1ヶ月ほどすぎるとダメになり、ある日血を吐きましたが。泣
話を読んでると一体どのくらい続いているんだと気になりますよね?
今の所、4ヶ月ほど続いています。正直副作用を恐れながらも太田胃散が離せません。
今回のつわりはその回復がとても緩やかで😢毎週毎週、ほんのすこーしずつ良くなり、何かを食べれるようになりながらも吐き気が続く。
なので20週を超えた今でも吐く事は普通にあるんですね。
なんか間違って合わないものを食べると2〜3時間後には酷くお腹の調子が悪くなり吐き気がするのです。泣
そして今回特徴的なのが何と「ヨダレ悪阻」
あまりにも唾液が多すぎて、水のように生産されている。ずっと家で唾を吐いてますし、人と話すことさえもままなら毎日です。全ての唾を飲み込むと気持ち悪くなってしまうので、本当に行儀の悪いチンピラのように何処かに唾を吐かなければならない。
今回の症状も何でこうなのか説明がつかないです。
とにかくつわりが軽い人は本当にラッキーだと思うし、羨ましくて仕方がありません。
帝王切開の傷の痛み、腰の痛み、授乳の辛さも全部耐えらえる。
だけど、つわりだけは本当に辛い。
私がこれ以上妊娠なんて無理と思う理由は何と「つわり」です。
人それぞれ、程度はかなり違いますが、今回の妊娠初期のトラブルを考えると、産前休業6週間だけでは仕事を続ける事ができないなと感じています。
そしてこんな酷い状況にも関わらずまだ仕事を続けられているのは、理解のあるチームメンバーたちと何があっても私のウェルビーイングをまず考えてくれてる会社のお陰です。何だかんだ仕事の内容とか満足できてないところも時にはありますが、総合的に判断してこれくらい人間的な対応をしてくれる職場があるのかな?と感じているくらい。
もし周りに年頃の女性が何となく辛そうにしていたり、消化不良で体調を崩したり、トイレに駆け込んだりしていたら、少しだけ見守ってあげて下さい。いのちの糧となる食べ物が毎日、何ヶ月も殆ど食べれなくなることって、、、
経験してみないとわからない辛さです。
そして悪阻で苦しんでいる妊婦の皆さま。
色々検索すると悪阻は12週で落ち着くとか書いてありますが、それも個人差が大きいですね。12週で終わる人は、ラッキーな人だと思います。今は辛いですし、本当にどうにもならない、我慢することしか出来ないですが、出産して授乳を始めたら、数ヶ月間は好きなだけの食べ物をいくらでも食べられる日が来ます!!(帝王切開だと手術の2週間後くらいから)。
(もちろん適度に食べましょう)
それまでの辛抱ですね。。。
以上、自分の現在の辛い気持ちをなだめる為の投稿でした。