アラフォーワーママの日常記録

子供3人の妊娠、出産、育児、仕事について発信

戻ってきました!近況アップデート

こんにちは。

久しぶりすぎますね。

ほぼ2年ぶりにcome backしました!😭

2人目の育休から仕事に復帰した後は、コロナ休園などで(そんな事もあった!)とにかく毎日てんてこ舞い。

 

振り返ってみると…

2021年6月、7月 コロナ休園と在宅で仕事が詰む。

2021年8月 久々の国内旅行。三重県で夏休みを過ごす

2021年9月 東北の地に旅行

2021年10月 那須旅行、そして3人目を授かる

2021年11月以後 とにかくよだれ悪阻に必死に耐える

2022年 5月 出産、育児に追われる(息子が6週間毎週違う病気で熱を出す)、家族全員でコロナを患う

2022年後半 久々に海外旅行に出るも大変すぎて毎日泣きたくなる

現在に至る

 

6回!に及ぶコロナ休園、そして産後まで続いたよだれ悪阻で毎日が必死でした。

そして気がつくと赤子は既になんと9ヶ月!!

記憶を辿りながら過去の事、そして最近の出来事をまた綴っていきたいと思うので、宜しくお願いします。

今日は近況報告まででした。

 

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産後:乳腺炎を馬鹿にしちゃいかん…疲れに勝てませんでした。

こんにちは…

赤ちゃんを抱っこしてブログを更新するまるママです。

今日は二度目の乳腺炎についての話をしてみたいと思います…

nobirumaru.hatenablog.com

実は十日弱?2週間前も一度乳腺炎になりそうな気がして慌てて一生懸命マッサージをし、なんとかならずに済んだことがありましたが。。

 

昨日ブログを更新して、乳房の状態が落ち着いてきたと報告した直後に、胸に何だか怪しい痛みを感じました。

うん?張ってもないのにこの痛みは何だ?

急に怖くなり、早速授乳を開始。

何とか赤ちゃんに助けてもらい胸をすっきりさせようと試みました。

がしかし、その怪しい痛みが消えない。

数時間後、何だか両手の関節が痛い気がする…

熱を測ると36.8度。

この時点ではまだ熱はありませんでした。


しかし、この後1時間で地獄のような痛みにさらされました。

熱はなかったので一旦乳房のマッサージをしましたが、その時やっぱり少し熱い感じが。

そして体があり得ないくらい震え始めました。

弟君がお腹が空いたと泣き始めたので授乳をしましたが、痛みは全く取れず、全身の震えが激しさを増す。

再び熱を測るとなんと38度。

30分程度で体温が1.2度も上がっていたのです。

この後は眠いと泣く赤ちゃんを抱っこし続けましたが、何故か泣き止んでくれず、あまりにも全身の関節痛が酷く抱っこがしんどい状態に。

 

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また熱を測ると38.8度。

夫に「これはヤバいかも」と連絡をいれて待ってる20分間、とにかく震えが止まらず、激しい頭痛が。

赤ちゃんも泣き止まない。

乳房の痛みもどんどん酷くなっていき、私は赤ちゃんと一緒に泣いてしまいました。

その時点でまた検温をしてみるとなんと体温は39.2度に…

たったの1時間でこれだけ熱が上がってしまうなんて。

これはヤバい、病院に連絡しなきゃと思いながらも赤ちゃんが泣き止まないので、夫を待つこと10分。

その後、直ぐに聖路加の女性総合部のナースステーションに直接電話をかけ症状を説明すると、診察の時間が過ぎているのにも関わらず、いつ来れるかを聞かれ一旦電話を切りました。

しばらくすると電話がかかってきて緊急母乳外来に30分後に来て欲しいと言われ、病院へ。

最近コロナウィルスの事もありあまり病院には行きたくなかったのですが…念のため抗生剤の処方をもらうには病院に行くしかありませんでした。

 

母乳外来ではまず熱を測り、助産師さんに乳房の状態をみてもらいながらマッサージを受けました。

実は両胸に痛みがあり、マッサージはかなり痛かったです。

その後は当直の先生に胸をみてもらい処方箋を出してもらいました。

胸の状態をみる限り今回は細菌感染ではなさそうと言われながらも、かなりの高熱だったことから念のため抗生剤を1週間飲んで欲しいとの事でした。

また、もっと酷くなる前に早く来てもらって本当に良かったと何度も言われ、やはり乳腺炎は意外と短時間で深刻になりやすいんだなと思いました。

 

正直最近の乳房の状態はかなり良く、もう落ち着いたかなと安心していたので、本当に予想外の急展開でした。

まさか、こんな早くまた乳腺炎になるとは…

原因を助産師さんに聞くと

「産後ママの体のなかで一番頑張ってるのがお胸ですから、一番疲れが現れやすいんですよね」と、

半日ですが(と言っても帰って来るのは4時近く)、夫が仕事に戻ってからはあまり昼寝もできなかったり、また食事も粗末になって野菜不足になっていたのが事実です。

夫も夜の当番をあまりにも頑張っていると疲弊するので、私の方が起きている時間を増やしてました。

じわじわとですが、やっぱり最近の睡眠不足と体の疲れで体がとうとうギブアップしたのでしょうね…

 

有給休暇を使って完全に休むと言っていた2週間の間も結局仕事をしていた夫。

育児休業をとって欲しいと言った私。

でもチームをマネージする立場ではそれが難しいと。

有休の間も今だけだから家の事に集中して欲しいと何度も頼みましたが、仕事から電話がバンバンかかってきてて本人の意志だけではどうにもならない様子でした。

でも本当はなんとかなる、そんなに大変かな?と夫も認識不足だったのではないかと思います。

 

コロナウィルスの事でも思いますが、家族が死にそうにならないと、とにかく「仕事優先」の文化が家族の皆んなを苦しめてる気がします。

有給休暇を使って休んでいると、自分の権利ではあっても何故かいけないこと、申し訳ないことをしてることになり普通にクライアントから、会社の同僚から連絡がくると立場上無視できない。

新生児と幼児のお世話でしばらく大変というのは皆んなわかることじゃないの?と期待すると大勘違いなんですよね。

学校の臨時休校からもわかることですが、多くの人は対してサポートがなくても「何とかなる」と思ってる。だから何の対策も立てず、支援もなしで政府がいきなり休校しちゃう。

まだ小さい子供がいたり、小学生がいるのに在宅勤務なんて無理だし…

 

話が長くなりましたが、今回の乳腺炎は防げるものだったんじゃないかなと思ってます。

昨日の夜は回復のため私は寝ることにし、授乳のために起きただけで、後は夫が起きて弟君のお世話をしててたので、彼、殆ど寝てないんですよね…

解熱剤を飲んでもまた熱が上がってきたりしてますし、数日は夫の助けがさらに必要な状況でこのままだと二人とも疲弊して共倒れしてしまいそうな気がしてなりません。

今後ですが、弟君が夜ある程度まとめて寝てくれるようになるまでは外部の助けが必要なのではと考えており、ちょっと体調が回復したら、育児ヘルパーなどに頼ることについて夫と話し合ってみようと思います。

男性の育児休業ってもっと取りやすい雰囲気にならないですかね?

 

今日は乳腺炎と育児についての話でした。

 

産後:1カ月検診の話

こんにちは。

まだまだ毎日眠れない長い夜が続いているまるママです。

赤ちゃんは生まれているものの、多分子宮の中が一番居心地が良かったと思うので、人の温もりがないと直ぐに起きてしまう…笑

なので常にボバーラップか、エルゴで抱っこされてる感じです。

最初は何とかベッドの上で寝かせようと頑張ったり、上手くいかないと寝不足と疲れでフラストレーションが溜まったりしてました。

しかし良く考えると赤ちゃんはまだまだ未熟で何もかもが新しい、慣れない事ばかりなんですよね。

だからとにかく安心したくて温もりが欲しい、抱っこされたくて当然ですし、これも今だけ、と考えたらベッドで寝て欲しいとか、さっぱり諦める事が出来たと思います。笑😅

当然の事ですが、抱っこしたり触れ合うことで、赤ちゃんのストレスがかなり軽減するという研究結果もあるみたいですね。

しかも、これも一歳半くらいまで出来ることで、その後は普通に本人から拒否られる事があるので、笑、今のうちにたくさん抱っこしておきたいと思います。

 

一人エルゴで先に病院に向かったが、、、

という感じで毎日あたふた新生児育児に追われていると、1カ月検診の日がやってきました。

本当なら一人で来ても良かったのですが、やはり赤ちゃんを不特定多数の病人が歩いている病院に連れてきて長く滞在させるのが気掛かりだったので、夫に預けて近くで待ってもらう事に。

母乳育児をしてて、まだ乳房の状態が安定しておらず、バンバン搾乳が出来ないので、赤ちゃんはずっと私にべったりです。

 

いつもの事ですが、朝時間がかなりギリギリになり、夫がまるを保育園に預けて病院に向かう間、私が先に病院に着きました。

ベビーカーにするかエルゴにするか悩み、結局エルゴにしたのですが、妊婦健診と同じでいつもの体重、血圧、尿検査があることをすっかり忘れてました。😂

赤ちゃんをエルゴに入れたままの尿検査は、かなり至難の技で、普段赤ちゃんを抱っこしたりエルゴに入れて家事をしてて色んな動きに慣れていても、かなり厳しいと感じました。

その後は血圧は自分で測れますが、体重は赤ちゃんを抱っこしたままはは計れないので、一瞬悩んでいると夫がちょうど病院についたので預けて体重と血圧を測りました。

もし付き添いがいない場合、赤ちゃんを看護師さんに預ける事も可能ではありますが、その後診察でも赤ちゃんを預ける必要があるので、やはり状況が許すのであればベビーカーを使うか、誰かに付き添ってもらって来院する事をお勧めします。

 

1カ月検診

今日は待ち時間がかなり長く、赤ちゃんがお腹が空いて泣いてるんじゃないかととても気になりながら待っておりました。

待つこと1時間。

診察の内容を結論からいうと、回復は至って順調でした。

「体調はどうですか」という質問から始まり、今日までに乳房トラブルで何度か病院とやり取りをしているので、胸の調子についても聞かれました。

まだまだ安定せずかなり張っている事が多いので、「まだちょっと安定してないですが、上の子の時も最初はこんな感じでした」と答えると「そうですよね、最初はそんな感じですね」と。

 

その後は診察台で子宮内膜の厚みをみて、悪露が正常に排出されているか確認。

前回まだ7ミリほどだった内膜の厚さが2ミリまで減り、順調に回復しているようでした。

その後は傷の場所をみて、子宮の厚みも教えてもらいました。

傷のところの厚さも特に他と子宮の壁と変わらない厚さで薄くなってる様子はないという事で一安心。

その後は卵巣の位置や大きさを確認したり、現在子宮の大きさを確認しました。

 

後はお腹の傷のところをチェック。

毎日赤ちゃんの世話でシャワーを浴びることもままならないので、正直傷の管理をちゃんと出来ておらず、手術の時に張った医療用のテープも張りっぱなし 💧

せっかくケロイドを綺麗にしてもらったのに、、、あまり管理できてなくてすみませんと思いました。

今は見た感じ、普通に綺麗ですが。

放っておくとまたケロイドが出来るかも知れません。

これからちゃんと綺麗にしてまた新しいテープを貼るつもりです。

 

その後は席に戻って先生が手術後のカルテのノートを見ながら、私の質問に色々答えて頂きました。

とにかく今回の手術はごく普通に予定した通りに進み、とても順調なものだったようです。

画面上のノートを私が詳しく読むことは出来ませんでしたが、手術の進行状況や術後の様子、その後の結果について細かく書かれていて、赤ちゃんが生まれた時に産声はどんな感じだったかを含め、その他の様々な情報が載っておりました。

普段はカルテの中身を直接目にすることはあまりないので、とにかく目がそっちに行ってしまい質問しようとした事をいくつか忘れてしまいました。笑

こうやって書かれている内容を見る事が出来ると違ったレベルの安心感がありますね。

今日を最後に昨年の夏から半年以上お世話になった先生に「おめでとうございました」と再度お祝いの言葉を頂いて診察が終了しました。

 

最後に

中央区の場合、1ヶ月検診は自費で行うものになっています。

日本はアメリカなどとは違って割と帝王切開の入院期間が長いので、術後に産婦に問題があれば発見され安いシステムにはなっていると思いますが、その後もママ体は回復をし続け、また変化していきますし、何か問題が会った時に早期に発見するためにも1ヶ月が経ったところで見てもらうのがとても重要だと思っています。

何も問題がない、回復が順調となれば安心して育児にも集中できますしね。

という事で今日はママの1ヶ月検診について書いてみました。

ちなみに今日の費用は5,500円。

予想よりは若干高めだったかな?とは思いますが。

 

赤ちゃんの1ヶ月検診も数日後に控えているので、体調や体重の変化などについてはまたその時に赤ちゃんのものとまとめて書いていこうと思います。

 

 

 

産後:あっという間の4週間、新生児家庭訪問

こんにちは。

最近はコロナウイルスの事で外出が億劫になってしまいますね。

全国の小中高休校とか、大変な事態になってきてます。

子供がいるとこんな時はもっと心配になってしまいますが、それよりも寝不足でおかしくなっているまるママです。

うちの弟君…最近母乳を戻しまくりで、抱っこしないと30分で起きてしまって。

かなりハードなスケジュールに…

とてもきつ〜いサイクルにハマってしまっています。

因みに最近私を支えるものはなんと言っても食べ物!

これ無しでは生きていけない。笑😅

よもぎ餅と豆乳。夜中の授乳の合間に食べています。

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今のサイクルは

 

オムツ替え

授乳

げっぷ出し

寝かしつけ

 

ですが、良く戻すのでげっぷ出しに30分ほどかけないと寝かしても直ぐに起きてしまいます。

そこで30分抱っこですが、授乳をするととても眠くなってしまうので抱っこしたまま30分以上経ってしまい結果体がガチガチに。

あまりにもずっと同じ姿勢なのでお腹が痛くなったり。

体がボロボロ 😭

 

やっとげっぷ出しが終わり寝かせますが、場合よってはまだ母乳を戻して直ぐに起きてしまって泣いて。

そしてまた授乳。

ここ数日悪夢のサイクルの繰り返しで、休んで手伝うと言ってたのに未だ仕事をしている夫イライラも凄いです。

 

さて、昨日はそんな弟君のため、新生児家庭訪問がありました。

元々は中央区が提供するもので、保健師もしくは助産師さんが体重、身長などを測り赤ちゃんの成長を確認したり、ママの育児の様子をみるためのものですが、聖路加で出産する場合、聖路加の助産師さんが来てくれます。

趣旨としては、聖路加で生まれた赤ちゃんはその後も続けて成長を見守るため、中央区から受けもっているんだとか。

 

結論からいうと中身は中央区によるものと何も変わりませんが、訪問される助産師さんは聖路加のカルテに書いてある内容は説明しなくても経過を把握されているので、凄く親身になって色々聞き、様子を確認して下さいます。

実に今日来て頂いた方も助産院でお世話になっていた方で、顔見知りだったので気軽に会話をする事ができ、乳腺炎の事や退院後に母乳外来の予約のため電話したことももちろん私がわざわざ話さなくても共有されてて最近の様子を聞いてくれてました。

何だか安心感がありますよね。

 

肝心の赤ちゃんの成長についてですが、最近本当に悔しそうに泣きながら急いで母乳を飲みまくっていたのが体重に出てました…

ずっしり重くなってきたとは感じてましたが。

退院後になんと1500グラムほどの増加!

助産師さんもびっくりして、ちょっと測り直しますと。😅

結果は同じで、産後4週間で5200グラムになってました!

(これでもお姉ちゃんのまるには負けますが)

後1週間後に1カ月検診なので、身長はその時に測ってもらえるそうです。

 

個人差はありますが、生まれてから3ヶ月までの体重は1日あたり25〜30g増え、身長は1カ月で平均4センチほど伸びてれば順調に成長している事になるので、まあ、立派に成長してくれてて嬉しい限り。

毎日眠れず体は辛いですが、こんな赤ちゃんの時期は一瞬で去ってしまうと考えながら、今の瞬間を楽しまなきゃ!と言い聞かせてます。

 

新生児育児の皆さん、無理せず日々過ごしていきましょう。

でも産後一、二か月はやっぱり辛いですね。

 

 

出産レポ⑤:聖路加国際病院でのお産の費用 - 帝王切開

こんにちは。

最近赤ちゃんを片手に抱えて寝かせながらスマホでブログを書いているまるママです。

今日は今回のお産の費用を前回と比べながらまとめていきたいと思います。

前回の出産費用は出産体験と一緒にこちらにもまとめています。

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愛育病院

時期:2017年11月

分娩方法:緊急帝王切開(週末、午前中)

入院日数:6泊7日

病室:4人部屋1日、個室6日(トイレ、シャワーなしの2万円のお部屋)

*どちらの病院でもお部屋代はお部屋に居た日数分取られるので、6日分となります。

 

 

費用合計:¥925,490

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内訳

新生児哺育入院料 ¥170,000

分娩介助料 ¥440,000

手術及び薬代 ¥190,090 (帝王切開負担金額)

室料差額 ¥120,000 (シャワーなしの個室、6日間)

食事負担額 ¥5,400

 (出産育児一時金 ¥420,000)

 (健康保険からの祝い金 ¥100,000)

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自己負担額は ¥405,490 となりました。

 

聖路加国際病院

時期:2020年 1月

分娩方法:予定帝王切開(平日、午前中)

入院日数:7泊8日

病室:個室8日(トイレ、シャワー付き、全員個室なので価格設定はわかりません。)

 

費用合計:¥851,725

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- 新生児哺育入院料合計 ¥236,075

内訳

初診料 ¥5,445

入院料 ¥217,000 (7日分)

検査など ¥13,630 (¥3,000の聴覚検査補助券を含まない)

 

- 妊婦合計負担額合計 ¥615,650

内訳

分娩介助料 ¥250,000

新生児管理保育料 ¥25,530

産科医療補償制度 ¥16,000

処置・手当料 ¥34,460

その他産褥+妊婦管理料 ¥115,000

一部負担金 ¥174,660 (帝王切開及び薬代など負担金額)

 

 (出産育児一時金 ¥420,000)

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自己負担額は ¥431,725となりました。

 

助成金の違い

自己負担額が前回を上回った理由は、今回は夫の保険からのお祝い金10万がもらえなかったからです。

また、月をまたがっての入院でしたので、医療費限度額の制度も使うことができませんでした

これらの制度を前回と同じく使えてたら数万円ほど自己負担額も減っていたと思いますが…

 

新生児哺育料の違い

新生児哺育入院料のところですが、愛育病院では金額が日数に関係なく、一律で設定されていたのが、聖路加では入院の日数に応じて増える計算になっておりました。

この場合、帝王切開だと入院の日数が自然分娩より長くなるため、費用が上がってしまうという欠点がありますね。

 

入院日数とその他条件の違い

入院日数は今回の場合予定帝王切開で、分娩の前日から入院していて前回より1日長い、7泊8日間でした。

個室は前回に比べて、2日長く使った事になります。

手術の方は前回は週末の午前中、今回は平日の午前中でしたので、今回の方が追加料金などがかかってないものになります。

ある意味今回の予定帝王切開は全てがスムーズに予定内で進んだ時にかかる基本的な費用と考えてもらえばよいのではないでしょうか。

逆に予定から大幅に外れると金額はここから上がるとも言えて、実際費用の説明の時には100万円が目安と言われておりました。

全てが予定通りにいった場合、もし最終的に金額に違いがあるとしたら出産の時期と健康保険で設定される限度額の設定で保険でカバーされる金額にどのくらいの差があるかくらいだと思いますが、3割負担になると限度額に達しない、あまり差がないという事も普通にあると思います。

 

最後に

ここまで前回と今回の出産費用をまとめてみました。正直費用の違いは凄く大きいものではありませんでしたが、個人的には同じ帝王切開とは言え、色々な意味で全く違うお産の体験でした。

次回は愛育病院と聖路加でのお産の体験を妊婦検診から手術、入院、費用を含めて全体的に比較してみたいと思います。

 

 

出産レポ④:入院生活後半、術後4日目 - 退院日

こんばんは。

前回のエントリーに引き続き、入院生活の後半について共有したいと思います。

nobirumaru.hatenablog.com

術後4日目

本格的な乳房ケアが始まる

朝の5時前にお部屋に戻ってきた赤ちゃん。

すぐに授乳の開始です。

一度寝かせましたが、直ぐに起きてしまい、朝ご飯まで抱っこしてうとうとしながら授乳を続けました。

この時からとても胸が張ってきてたので、朝も頻繁にチェックが入り、簡単なマッサージを受けました。

この日からは助産師さんのフォーカスが乳房ケアを中心に変わった気がしました。

 

朝食の後は退院と今後のスケジュールについての説明がありました。

- 聴力検査、k2シロップの話

- 出生届の話

- 赤ちゃん家庭訪問の話

- 退院後の生活と体調の話

- 退院の日の話

 

この時に、聖路加のロゴが入ったお包みをもらいました。

これは使えるし、カレンダーになっていて月ごとに記念写真が撮れると思うので地味に嬉しかったです。

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K2シロップ、聴力検査および先天性免疫検査

午前中は赤ちゃんが寝てくれたのですが、私の方が色々やる事があり、一緒に休む事はできず。

この日のミッションは赤ちゃんにK2シロップを飲ませる事と、赤ちゃんが眠ってる間に聴覚検査と先天性免疫検査につれていくこと。

K2シロップは授乳前に空腹時に与えて戻さないようにしないといけないですが、うちの子は授乳前にオムツ替えをしたら吐いてしまったため、二回目を与える必要がありました。

その後は授乳後眠るのを待って、聴力検査のため新生児室に連れて行きましたが、結局起きてしまいミルクで寝かせたみたいです(聴力検査は寝てないと実施できないため)。

意外と簡単じゃなかった 😬

検査の間は一人でゆっくり昼食を取り、シャワーを浴びる事ができました。

 

この日も色々書かなければならない書類があり、家庭訪問用紙、小児科診察登録証などを記入しました。

聖路加で出産をした場合、中央区の新生児家庭訪問に区の職員ではなく、替わりに聖路加病院のスタッフがきてくれるようです。

来る時期は大体1ヶ月検診の1週間前。

中身がどのように違うのか気になります。

検索を終えて戻ってきた弟君は、先天性免疫検査で手を刺されておりました。大泣きしたみたいです。

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本館の停電

この日のハイライト?は何と言っても停電。

夕方の8時頃急に真っ暗になり、自分がうっかりリモコンを押したと思ってリモコンを探していると、病室のドアが開き、助産師さんから停電した事を伝えられました。

 

本当に真っ暗な中、懐中電灯を頼りに授乳をしたり、オムツ替えをしたり、トイレに行ったりとなかなか大変。

トイレが病室の中にあってまだマシでしたが。

直ぐに回復すると思いきや電気が戻ってきたのは何と夜中の2時半頃。

お部屋の気温が下がってきて寒くなってきたので、ヤバいなーと思っていたところでした。

一応ベッドを非常電源につないで頂いてスマホなどは充電することが出来ましたし、ベッドの高さも調整できるようにはなってましたが。

新生児室の赤ちゃんたちは全員ナースステーションに連れてこられていて泣き声が凄かったですし、あまり休める状況ではなかったです。

 

次の日に聞いてみてると実はまだ故障中で、病院の緊急電源で病院が回っていたようで、救急の診療は行っていないとの貼り紙が貼られていたので、色々大変な状況だったろうと想像がつきました。

実際一般診察の時間が終わってから停電したので、まだ手術なども少なかったと思いますが、診療時間内だったらカオスだったかも知れません。

一つ残念だったのは原因とか復旧状況についてあまりコミュニケーションがされてなかったこと。

暗いなか赤ちゃんと一緒で、自分の体調も100%ではなかったのでなんとなく不安な気持ちで過ごしました。

 

術後5日目 

ママの退院診察

停電していたというのもあり、あまり休めなかったので、ちょうど体重測定がある3時から6時の間に赤ちゃんを新生児室に預けて休む事にしました。

午前中はママの退院診察がある日で、尿検査、採血、体重、血圧を測定し、朝食を取りました。

ただちょっとショックだったのが、自分の体重。

出産してから何と3キロしか減ってなかったのです。😱

赤ちゃんが4キロに近いのに、これはどういうこと?とちょっとびっくり。😑

羊水、胎盤、出血まで考えるともっと減ってるのが普通だと思いますが。

今回は元の体重に戻るのに苦労するのかな、とちょっと不安になりました…

 

医師の診察は子宮の痛み、悪露の排出、お腹の傷の具合をみてもらい、医療用のテープも剥がしてもらいました。

経過は順調。診察は問題なく終わり、退院もOKに。

今回は回復が早かったことも、上の子と離れ離れになっていたこともあり、正直早く家に帰りたかったので、嬉しかったです。

 

この日の午後は凄く張ってきた乳房のケアが頻繁に行われ、何度もマッサージを受けました

そして母乳の量が増え、赤ちゃんも一回で結構飲めるようになったため夕食もゆっくり、また初めて2時ほど寝てくれて、同じ部屋で寝る事が出来ました。

4日目から感じた事ですが、回復が順調だったためかあまり頻繁に助産師さんがお部屋にくることがなくなり、割とゆっくり過ごすことが出来てたと思います。

Netflix見まくりでしたね。笑

退院日

赤ちゃんがいくら寝てくれるといっても、長くて2時間くらいなので、この日も朝の5時過ぎに新生児室に預け、仮眠を取ることにしました。

その間赤ちゃんも退院のための診察を受けて、退院の準備。

赤ちゃんが居ない間、私は7時に起きて、シャワーを浴び、身支度をして荷物をまとめ、退院の準備を進めました。

朝ご飯を食べていると薬剤師による退院後の薬の服用に関する確認と説明、医師の巡回と説明がありました。

退院日のスケジュールは次の通りです。

 

- 9時 新生児退院チェック

- 10時から 会計(入院手続き時にもらう保証金証明の持参が必要)

- 10時半 小児科医師の面接

- 11時 赤ちゃんお迎えと退院

 

小児科医師の面接ではお家での赤ちゃんのケアをする上で特に気をつける事について集まったママたちへ簡単な説明があり、その後助産師さんから母子手帳を、1ヶ月検診の前に与えることになっているK2シロップと一緒に渡してもらい、赤ちゃんと一緒に病室に戻ってきました。

普通は11時までに病室を空けないといけませんが、私はその日すぐに聖路加の産後ケアに直接行く予定になっていたので、昼食が提供され、13時までに病室を使う事ができました。

 

- 12時 食事

- 13時半 産後ケアチェックイン

 

経過が順調過ぎて逆に長く感じた入院生活でしたが、きめ細かいサポートを受けながら快適な日々を過ごせたのではと感じています。

夫にも何度も言ったのですが、今回の出産で聖路加を選んで本当に良かったですし、自分の選択と期待に対する満足度も高かったと思います。

 

次回は上の子の出産時との比較と費用について話してみたいと思います。

聖路加は高いと有名なので費用のことは入院中結構気になってました…笑 😂

ではまた次回。

 

 

出産レポ③:入院生活前半、術後1日目 - 3日目

こんにちは。

弟君が生まれてほぼ20日が経とうとしています。

授乳 - オムツ替え - げっぷ出し - 寝かし付けを永遠に繰り返していると1日がどうやって過ぎていくのかも分からず、あっという間に時が流れてしまいますね。

最近の弟君は抱っこしないとあまり長く寝てくれないフェーズに入っており、毎日限界まで抱っこして座って寝てたりします。

体がボロボロ過ぎて腕と腰の痛みも日常的なものになってきました。

日々の基本的な事 - 食事、シャワーなど - をこなすだけで自由な時間が過ぎてしまうため、ブログの更新も遅れていますが、少しずつ入院生活について下書きをしてきましたので、共有させてください。😀

 

術後1日目

歩き始める

手術当日の夜は色々なチェック・血液検査などが続き、合間に授乳もあったので1時間半しか眠ることが出来ませんでした。

スパルタ!というか、帝王切開はチェックが多いので仕方ないかもです。

幸いに午前11時頃血液検査の結果が良かったため、繋がれていた管、お小水のカテーテルなどが全て取れまた自由の身に。

お腹の傷はまだまだ痛んでましたが、助産師さんの助けを借りて頑張って起き上がり立ってみたり。

これでいけそうだなと思われたのか、助産師さんからゆっくりナースステーションの周りを10周するように言われ、頑張って10周をテクテクと歩きました。

意外と真っ直ぐ立って歩けたのが自分でもびっくりで。

前回のお産の後は数日が経った後も真っ直ぐは立てなかったので、内心嬉しかったです。

睡眠不足と痒み

歩き終えた後は、食事をして昼間に寝ようと頑張りましたが、ナースステーションからの話し声、そして麻酔の副作用とずっとベッドに横になっていたためか、体がとにかくかゆく、眠る事が出来ず。

しばらくしてから、我慢出来ず言われたよりも早めにシャワーを浴びてしまいました。

やっぱり1時間半の睡眠だけだと、かなりイライラが溜まってきますね。

午前中は自由になって気持ちも晴れてましたが、午後は疲れてガクンときてしまい機嫌が急激に悪くなってしまって。

今日から母子同室しますか?と聞かれましたが、さすがに自信が無くて、一応明日からお願いしますと答えました。

それでも午後と夕方はとにかく必死に授乳を続けました。

 

術後二日目

とにかく授乳を頑張る

前日は夜の11時半頃に寝床につきましたが、2時半には「赤ちゃんが泣いています」と言われ、再び授乳。

この時、実はうとうとしてたら、赤ちゃんをひっくり返してベッドの上に落としそうになった瞬間が。ヤバい😐

もうこれは危ないと思い、新生児室に弟君を預け4時ごろから6時半まで眠る事にしました。

ミルクあげても大丈夫ですか?と聞かれるとちょっとだけ躊躇してしまいますが、まずはちゃんと眠って正気を戻さないと赤ちゃんのケアなどまともに出来ないと感じたので、あげて下さい〜と軽く返事。😅

でもその後午前中は助産師さんに「今日が授乳の頑張りどころ」と言われ起きてずっと素直に授乳を頑張りました。

実に30分ごとに授乳をしてた感じです。

母子同室の開始

午後は「ふれあいクラス」に参加しました。

このクラスでは母子同室を開始するの前に注意点と赤ちゃんのケアに関する基本的な事を新生児室の助産師さんから説明してもらいます。

参加者はなんと二人だけ!

そこで私の前の緊急帝王切開をしたママに会いました。予定帝王切開の1日前に陣痛が来てしまったとか…かなり疲れてる様子でした。

私は経産婦なので、大体既に知ってる内容が多く、前半だけ聞いて弟君と一緒にお部屋に戻してもらいました。😅

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その後またうとうとしてたら、夫とまるが来てくれました。(授乳をした直後は非常に眠くなります)

2日目で赤ちゃんの存在に少し慣れた様子のまる。

本を読んでくれると言って絵本を持ってきては、弟君のお腹に乗せて、持っててね、と。

自分なりに赤ちゃんのお世話をしようとするお姉ちゃん振りに感動。

なかなか嫉妬の気配を見せないまるがあまりにも大きく見えて、知らない間にこんなにも成長したんだなと実感しました。

 

夜は助産師さんから、入院4日目に行われる聴力検査と先天性免疫の申し込みの書類を提出する様に言われ、色々書類を書きました。2日目が締め切りだったようです。中央区の場合、聴覚検査の補助券をこの時に一緒に出しておくと、精算時の手間が省けます。

 

術後3日目

前の夜は授乳がなかなか終わらず、結局12半まで起きていましたが、さすがに疲れて限界が来たので、夜は再び赤ちゃんを新生児室に預けました。

朝方の4時半になると、赤ちゃんが泣いていますーと連れて来られ、再び授乳の開始。

その後朝食の前は尿検査、血液検査と胸のチェックがありました。

朝食は朝の8時に運ばれて来ますが、赤ちゃんのスケジュールはそれに合わせられないので、大体毎回上の子の時に鍛えられた「腕に抱えて食事」をする事が多かったです。

 

この日の午後は赤ちゃんをお包みでグルグル巻きにするとが少し昼寝をしてくれ、1時間ほど一緒に寝る事ができました。

夕方は張ってきた胸のマッサージをしてもらい、授乳の続きです。

今日こそは夜も母子同室を、と考えていましたが、なかなか寝てくれずまた私が先にうとうとして危なかったので、2時諦めて新生児へ連れて行きました。

 

ここまでが入院生活前半のまとめです。

3日目までは何かと忙しく、極度の寝不足のまま毎日が過ぎていきました。

母子同室とは言ってもまずは安全第一、疲れ過ぎてると感じたら躊躇せず新生児室に預けてました。

不思議なのは寝てなくてもアドレナリンが出ていたせいか、タフなスケジュールも何となくこなせていた事です。

また助産師の皆さんからもきめ細かいケアをして頂けて、タフな最初の数日を乗り越えられたと感じました。

出産直後は本当に周りのサポートと言葉の一つ一つがママの回復に直結する感じがします。

その3日間昼間に担当して頂いていた助産師のKRさんに感謝。

 

次は入院生活の後半について書いてみたいと思います。

 

出産準備:持ち物リスト・入院バッグを見直しました

こんにちは。

以前出産時の入院バッグの中身を共有したことがありましたが、実際聖路加での出産を経て少しリスト見直しましたので、こちらにアップデートしたいと思います。

nobirumaru.hatenablog.com

 

 

入院中に病院から渡されるもの

入院当日

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出産後

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  • ブラジャー1枚
  • 母乳パット1ペア
  • 綿棒
  • へその緒ケース
  • ガーゼハンカチ2枚

病室に用意されているもの

  • シャンプー、リンス、ボディーソープ
  • ハンドソープ、指先消毒剤
  • バスタオル、フェイスタオル、ハンドタオル、バスマッド
  • ドライア(ナースステーションにあります)

(愛育病院では用意されてなかったものを太文字にしています)

持ち物リストの見直し

自分用

  • パジャマ3枚 → 洗濯物を頼むならこれで足りますが、授乳を始めるとパジャマが濡れたりするので、余分の着替えがあった方が楽です。特にトップ。
  • カーディガン2枚
  • ブラジャー2枚(無印良品) → 同じく授乳を始めると濡れてもっと枚数がある方が無難。
  • マタニティー着圧ソックス21足(個人的に必要な分)
  • 産後用ショーツ2枚(前回もらったもので対応) → 入院時もらうバッグに更に二枚入っていますが、帝王切開の場合は傷に喰い込まない、お腹周りが妊婦用くらい大きいものを自分で用意した方が良いです。
  • お産用ケアパッド(LとM各サイズ1パック) → 聖路加の場合入院時に病院からもらうもので十分足りるので余分は必要ないと思います。
  • 乳首クリーム(Medela メデラ)
  • 母乳パッド6ペア→ 母乳の量によっては足りない可能性もあります。
  • フェイスタオル3枚 → 病院からバスタオル、フェイスタオル、ハンドタオルまで用意してもらえて十分変えてもらえるので自分用は必要ありません。
  • 洗面用具
  • ローションティッシュペーパー→普通のティッシュペーパーはもらえます。
  • スリッパ
  • 筆記用具
  • メガネ
  • コンタクトレンズ
  • 水筒 → ナースステーションに暖かいお茶が用意されているので水筒があると飲み物が確保出来ますし、かなり便利です。
  • 耳栓 → どこの病室に配置されるかわからないと思いますし、昼間はかなり騒がしく夜も赤ちゃんの鳴き声で完全に静かにはなりません。音に敏感な方は耳栓があると役立つと思います。私はこれなしでは眠れませんでした。

赤ちゃん用

 

前回も書いたように、毎日のお着替え、オムツ(メリーズ)、おへそ消毒剤などは病院に用意されていますので、余分なものは必要はありません。

今回はオムツも十分に用意されており、退院時残りを持って帰りました。

その他

  • 母子手帳
  • 中央区なら聴覚検査補助券(3,000円相当)
  • 診察券
  • 保険証(その他病院から渡された同意書など)
  • カメラ
  • キンドル  正直言ってあまりにも寝不足で本を読む精神的な余力はありませんでした。
  • パソコン 本を読む代わりに授乳中や寝かし付け中にNetflixを沢山見ました。笑

 

今回一番見直した点ですが、産褥パッドが十分に用意されていたので、産褥パッドの代わりにパジャマと授乳ブラを余分に持っていた方が良かったということでしょうか。

また産後用のショーツも帝王切開の場合、普通の産褥ショーツだとちょうど傷のところに当たって痛いので注意が必要です。

以上、入院時の持ち物リストと入院バッグの見直してみました。

これから出産を控えてる妊婦さん、参考にしてみてください。

 

 

産後:初期の乳房トラブルと対処法(乳腺炎)

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母乳育児。

その事情を知らないうちは、母乳って自然に出てくるもの、だと思いがちですが、その道のりは結構厳しかったりします。

助産師さんによると母乳は産後数日で勝負が決まると言っても過言ではなく、産後2、3日頑張って母乳の出を良くしないと、その後いくら頑張っても母乳の生産量はそこまで増えないんだとか。

産後の体がまだまだ回復してないことを考えるとタイムリリミットが厳し過ぎるのでは、と思いますが… 

前回同様、今回も完全母乳を目指して、産後間もなく出来るだけ授乳をし、助産師さんのアドバイスに従って産後2日目の朝からは1時間ごとに休まず頑張っていると、良い感じで量が増えてきておりました(さすがに夜一度はミルクを飲んでもらい、休みましたが)。

しかし…

産後4日目からは量がいきなり増えすぎて乳房の張りがとんでもないことに。

これ自体は自然な流れらしいですが、ここからの乳房ケアが大事。

聖路加で入院してる間は1日に何度もマッサージをして溜まった分を出しながらなんとか順調そうに続いていたのですが…

聖路加助産院マタニティケアホームに移動してからもマッサージを続けていたものの、色々な事が重なり運悪く産後10日目にして乳腺炎になってしまいました。

ガーン 😱

 

実は前回も産後3週間ほどが経った頃、乳腺炎になりかなり辛かったのですが…

またなるとは!

今回の乳腺炎までの経過はこんな感じです…

乳腺炎までの経過 

産後7日目

- 産後張りが続いていて助産院で毎日マッサージをしてもらう。

 

産後9日目

- 乳首がかなり痛んでいて直接授乳するのが辛かったため、しばらく搾乳で対応することを相談する。

- ちょうどこの日担当だった助産師さんのマッサージがイマイチで(殆どの方は素晴らしいですが)マッサージの後も乳房に痛みがあり硬いまま。下手な自分がマッサージを試みる。

 

産後10日目

- 乳首の痛みが酷い方の搾乳を続けるが、連続で授乳が二時間ほど続き、体が酷く疲れていた状態。また搾乳の時間を逃してしまう。するとその後乳房の赤みと硬くなった部分に酷い痛みがある事に気づく。

- じわじわと熱が上がり、38度を超え、関節痛、寒気に襲われる。

- 助産師さんに症状を伝えるとすぐに血圧のチェック、お腹の痛み、悪露の様子を確認。

- 助産師さん達に3、4時間ごとにマッサージをして頂き、硬い部分をほぐしてもらう(夜中にも2回ほどマッサージをして頂きました)。

 

産後11日目 

- 前日の夕方飲んだ解熱剤で一旦熱が下がるが、朝また発熱。

- 助産師さんから病院の受診を進められ、予約までして頂いたので受診することに。

- 実際受診すると子宮の収縮が実は上手くいってないということが確認される。

- 血液検査の結果、炎症の値が高く今回は産褥熱と乳腺炎のどちらかに原因があるという事で、抗生剤を処方される。

 

産後12日目 

- 数回抗生剤を飲むと熱が上がらなくなる。

- 助産院退院、帰宅。

- 乳房の痛みはまだあるが夜から落ち着き始める。

 

産後14日目

- 再診。担当先生より炎症の値が下がった事、子宮の状態に問題がないことを確認。入院なしでOK。抗生剤を追加。

- 乳房の痛みがさらに改善される。

 

産後15日目

- 母乳外来。乳房の状態は落ち着いているものの、まだまだ硬いところがあり、ほぐしてもらう。

- 咥えさせ方、抱き方、乳房ケアの基礎を指導してもらう。

 

今回の乳腺炎で学んだ事

発熱が続いた時は、落ち込みました。

お腹の傷もまだ痛いのに、体全体がガタガタで授乳をするだけで精一杯。

助産師さんより「今日受診した方が良いと思ったので、もう連絡して予約が取れるか聞いています」と言われた時は、何も言ってないのに、ここまで察して対応して頂いていて本当にびっくり。

さすがプロは違うなと感じました。

乳腺炎の事も心配でしたが、ついでに子宮の状態も確認でき、遅くなる前に早めに問題が見つかって本当に良かったと思いました。


母乳育児は本当に最初が肝心で、次のような色々な要素が合わさってやっと上手くものと感じました。

 

- 赤ちゃんの吸う力

- 乳首の形

- ママの体の調子

- 体質とホルモンによる母乳の生産量

など

 

今回助産師さん達から学んだ乳房ケア、トラブルを避けるための授乳の方法をまとめてみると、

 

- 抱き方を工夫し、色々な抱き方で飲ませる。

- 乳首に傷ができないよう、深く吸わせる。最初は片手で乳房、反対の手で赤ちゃんの頭を持ち、適切な角度で咥えられるように支える。

- 乳房が張っていると傷も出来やすく、滑って上手く咥えられないので、最初に少し母乳を出して乳輪をほぐしてから授乳する。

- 張っている場所の外側を押しながら授乳すると、その部分に溜まっている母乳が流れて飲めるようになるのでほぐれやすい。

- 自分でマッサージをする時は横になって、乳輪や乳首ではなく乳房の硬い場所を押して残って母乳を出し、ほぐしていく(乳首を刺激しすぎると母乳の量が増え、さらに張りやすくなる)。

- 搾乳だけでは母乳が乳房に残りやすいので、とにかく赤ちゃんに吸ってもらう。

- 乳腺炎になると乳房が熱くなるが、冷やしすぎると急に量が減ってしまうので注意。アイスパッドなどは直接当てない。

- 熱いタオルを当ててマッサージをすると母乳の出がさらに良くなるので、乳房の状態をみて適切に使い分けが必要。ほぐしには良いが、母乳の出が良過ぎる時は使わない方が良い。普通に乾いたタオルでOK。

- 自分にとって母乳の生産量に影響する食べ物、生活リズムが何か把握しておく。一般的にお汁、お餅などは母乳の量を増やし、脂っこいものは母乳を詰まらせることが多いが、人によって違う。

- 詰まりがひどく赤ちゃんに飲んでもらってもすっきりしない、乳房が張ったまま、硬さが取れないようであれば乳腺炎になる可能性があるので早めに相談する。

 

最後に

母乳育児は凄く頑張っても全員が上手くいく訳ではなく、母乳が良く出ているママも山あり谷ありですが、コツが分かればある程度のトラブルを避けることは出来るので、面倒でもちゃんと実践していくのが大事だと感じました。

そしてあまり上手くいかない時、何か疑問に感じる時は、問題が大きくなる前にとにかく専門家に相談して思いっきり頼るという事です。

 

それでは皆さん、母乳であれミルクであれ、新生児の育児は体力的にも精神的にもキツく大変ですが、今日も我が子のため、しばらく授乳頑張っていきましょう。😅

そのうちスクスク育ってそれまでの苦労を忘れさせてくれることに期待です。

 

 

出産レポ②:入院中の食事

【2020年聖路加国際病院の女性総合診療部、周産期科での帝王切開出産の体験です】

 

こんばんは。

生後8日目の弟君とも少しずつリズムが出来始めています。

現在一回に60ccほどの母乳を飲むと2~3時間ほど寝てくれて、また起きるという感じ。

なので私も運が良ければ一度に2時間ほど寝られることが増えてきました。

授乳 - げっぷ出し - オムツ替え - 寝かし付け(大体すぐ寝てしまいますが)というサイクルですが、意外とブログを書く時間がないですね。汗 😅

 

今日は入院中の食事の写真をシェアしたいと思います。

因みにですが、私は妊娠期間中気持ち悪さからお肉を殆ど食べておらず、今はほぼベジタリアンのような食事をしています。

そこで今回入院中の食事は一般食事で対応できるだけの変更を下記のようにお願いしていました。

- 肉なし

- 乳製品なし

- 玄米ご飯

 

お肉がないとどうしても普通の食事よりはシンプルで素朴さが出ると思いますが、それなりに満足できる内容でした。

 

術後1日目

朝食  

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昼食

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夕食

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術後2日目

朝食

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昼食

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夕食

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術後3日目

朝食

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昼食

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夕食

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術後4日目

朝食 

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昼食

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夕食

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術後5日目

朝食

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昼食

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夕食

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退院日

朝食

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昼食
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(普通退院日は朝食だけですが、聖路加マタニティケアホームへ行く人に限っては、昼食が提供されます)

 

朝食は果物、昼食は豆乳、夕食は夜食のデザートも一緒に出てました。

母乳が進むにつれて量が少し足りないと感じたのも事実ですが、完食するとお腹いっぱいになります。

(足りない時は院内のスタバーやコンビニから飲み物やおやつを足しておりました、😅)

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個人的にはお家で作ってような味付けが凄く気に入っていて、毎食完食。😆 美味しく頂いておりました。

何処で作ってるかは分かりませんが、外部の業者に頼んでる感じではなく、なんとなく内部で作って運んできてる気がしてました。

また、毎回助産師さんが食事を運んできてくれました。

 

いかがでしたでしょうか。

因みに希望すれば追加費用を払って特別洋食や和食の注文も出来るようです。

入院中の食事は病院を選ぶ上でそこまで大事なものではないですが、日々の満足度には影響すると思うので、参考になればと思います。