アラフォーワーママの日常記録

子供3人の妊娠、出産、育児、仕事について発信

近況報告(2):慣らし保育・子育て

昨日のエントリーに続く近況報告です。

転園と二度目の慣らし保育

無認可保育園に通っていた頃の我が子はとにかく愛想が良く、
保育園のイベントでは保育士全員になついて笑顔で走り回っていたので、
新しい環境にもすぐに慣れてくれるだろういう期待がありました。
もちろんそれは親の勝手な妄想でしたね。
 
二日目にして風邪をひいて帰ってきた我が子。
慣らし保育の予定がズルズルと伸びていきました。
そして毎週のように小児科へ通うことに。汗
区立保育園は通っていた無認可保育園に比べ、児童の数が6倍ほど。
しかも年齢の幅もあるので、とにかくあらゆる病気が常に流行っている。
 
幸いにもチームのプロジェクトが4月の上旬で一旦終了し、しばらくフレキシブルなスケジュールでしたが、
ゴールデンウィークが始まるまで、夫と代わりばんこで毎週二日くらいは休んでいたと思います。
まだ仕事にも慣れきってない時にこの事態はかなりのストレスでした。
家事も育児も仕事もすべて中途半端。
夫が育児と家事を積極的にこなしてくれることの大切さ、
そして周りに助けてくれる人が誰もいない共働き夫婦の大変さを身をしみて感じました。
5月中旬までは保育園を半分くらい休み、高熱で何度も家族全員が倒れるという状況が続きましたが、
その後少しは丈夫になってきたのか、あまり病気もせずすっかりなついて過ごしてくれてます。
 

子育て家庭としての思い

私がつとめる職場には働くママがいません。
そして周りの友達も割と結婚したばかりで子供がいないことが多いです。
そこで良く聞かれるのが「どう?お母さん業楽しんでる?」「慣れてきた?」という質問です。
。。。
。。。。
。。。。。
。。。。。。
答える前にいつもちょっとだけ間が空いてしまう自分がいるんですね。
複雑な気持ち。
まだ経験のない人たちにこれをどう説明すればいいんだろう?
 
復帰する前の自分はいわゆる「母親業」を楽しんではいたものの、それだけでは物足りないと感じていました。
まるのスケジュールに合わせて日課が決まっていて、ほとんどは大人の会話ができないまま過ぎていく毎日。
それでも理解のある夫のお陰で、夕方や週末には外出をしたり、日中は自分のやりたいことと子育てを混ぜて上手に過ごせていたとは思いますが。
我が子はとにかく可愛くて、ギャン泣きで困ることがあってもそこまでストレスを感じることはありませんでした。
あり得ないストレスとこれ無理、的なことを感じるようになったのは、復帰したいと思ってからのこと。
今の社会システムはとにかく子育てをしながら仕事ができるようにはできていない。
子供を産み、仕事を続けたいと考えたことに対して、支援ではなく「罰」を与えられた感じがしました。
子育てにはそれなりに自信がついてきていたし、会社もサポートしようと頑張ってくれてる、だけど行政のサポートはまだまだ物足りない、共働き夫婦のニーズに全く答えられていないと感じています。
子育てが大変というのは、他ならぬ避けて通れない行政サービスとの付き合いだったのかと。
 
私の住む中央区は都心から近いこともあり、共働き世帯がとにかく多い。
再開発が進んで人口は増えていくばかり。
定住人口を増やしていきたいという政策を立ててそれを実現してきたのはいいけれど、
デベロッパーに建築許可をガンガン出している間、
それに伴う基本的な行政サービスをどう間に合わせていくか、
ちゃんと考えていたのか疑問。
話を聞くと10年くらい前には中央区でも40点なしで区立保育園に入れたことがあったそうです。
今はいわゆる年中続く保活、加算店、出産時期の調整 (笑)まで行わないと夢見たいな話ですけどね。
 
こんな事態になっていても子供に関する手続きは時代遅れなものばかり。
AIやら機械学習やらが普通になっている時代に、未だに手書きの申込書に保育園の情報は90年代によく見かけたハイパーリンクにくっついてるPDFのみ。
せっかく情報があっても、これじゃ検索出来ない。
何か情報をもらいに窓口にいくと津波のように押し寄せる紙の資料。
これだけ高所得者が多くや法人税収がそれなりにある中央区は、お金をどこに使っているのか不思議でなりません。
保育園を増やすのも必要だけど、猫の手も借りたい子育て家庭の大切な「時間」を無駄に使わせるのではなく、
行政サービスのデジタル化と効率化で「時間」を返して欲しいと考えています。
もちろん、改善が必要なのは保育園の情報収集と手続きに限ったことだけではないですが。
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「どう?お母さん業楽しんでる?」「慣れてきた?」という友達の質問にはいつもとても簡単に答えています。
母親業は楽しいんだけど、それが行政と絡むと辛くなるね。複雑だね。
子育て家庭に対する扱われ方にはまだまだ慣れない。
 
いつかは「サポートが充実してて楽しくやってる!」と笑顔で答えてみたいものです。