アラフォーワーママの日常記録

子供3人の妊娠、出産、育児、仕事について発信

保活:中央区令和2年度認可保育所の利用申請情報出ました・妊娠報告でパニックになった話

出ました!

東京都中央区令和2年度、認可保育所の利用申請の案内です。

 

第一回

令和2年1月・2月・4月(第1回)申込受付期間

令和元年11月5日(火曜日)から11月29日(金曜日)
午前8時30分から午後5時(土曜日・日曜日、祝日は除きます)

 

第二回

令和2年4月(第2回)申込受付期間

令和2年2月3日(月曜日)から2月17日(月曜日)
午前8時30分から午後5時(土曜日・日曜日、祝日は除きます)

 

詳しい情報は下記よりご確認ください。

www.city.chuo.lg.jp

 

今回はなぜか利用案内のPDFが5つに分けられているとても不便で不思議なことが。

申請用紙を別にしてくれたのはありがたいのですが、案内を読むために4回もクリックダウンロードしないといけないのか。意味がわかりません。😱

目次からハイパーリンクでアクセスできるようにした頂きたく。

HTMLでくっ付けるのって大昔から技術があるはずだが。

 

毎年申請期間はこの時期ですが、数日ほど微妙に変わりますので余裕を持って準備したいものです。

出産を控えている方はとにかく出産前に早めに準備しておきましょう。

で、私はどうしようかなと考えていて、妊娠中の場合いつから申し込みができるか調べる必要があります。

第一回目は出産日が遠くおそらく利用申請できないと思うので、第二回目になると思うのですが、すると来年保育園に入園するのは不可能だと思われます。

もちろんまだ3ヶ月の我が子を保育園に送り出すのも辛いものがあり、

母乳育児のことを考えるとうちの職場の環境だとやっぱり無理そうという結論が出ています。

 

それはそうと、昨日大パニックした事件?がありました。

保育園に在園している上の子がいる場合、何かしら家庭の状況が変わったら「変更認定申請書」というものを提出する必要があります(こちらの書類、何かしら使うことが多いので何枚か家に保管しておくと便利です)。

私ももちろん、妊娠したらこの書類を提出しないといけないということは分かってました。

が、いつまでというのは知りませんでした。

妊娠初期はまだ妊娠の維持ができるかも分からず引っ越しや出血などに気を取られていたため、考えてませんでしたし。

その後は仕事が忙しくなり、毎日がどう過ぎて行くのかも分からずバタバタしている状態。

保育園の先生からも「書類を早めに提出してください。」とは言われたものの、はっきりといつまでとは言われておらず、出産はまだまだなので、まだ時間があると勘違いして「安心」していたのです。

 

そして昨日、中央区令和2年度認可保育所の利用申請案内が発表されたことを知り、少しだけ案内に目を通していました。すると、

 

すでに保育園に通っているお子さんについて、引き続き保育を希望する場合

子どものための教育・保育給付認定変更認定申請書兼申請内容変更届」、「産前産後休暇・育児休業」、「母子健康手帳の写し(表紙と分娩予定日の記載があるページ)」および「支給認定証」を出産月の4か月前の月の末日までに提出してください。

 

と書いている箇所を発見。

え?4ヶ月前の月の末って、、、提出期限早過ぎじゃない?!

早速出産予定日から逆算して数えて見ると、、、

今すでに4ヶ月前を切っている?

でもまだ末日は過ぎてない!

ギリギリセーフか?

でも「出産月の4か月前の月の末日」の数え方が凄いあやふやで、例も書いてないので100%大丈夫という確信がありませんでした。

本気で、焦りました。

ベッドの上でほぼ眠りに落ちそうになっていた目が覚めました。

 

私はベッドから飛び上がり、一応用意していたけど何も書いてない書類たちをかき集め、内容を埋めて行きました。

個人番号、個人番号、そうそう、保護者と子供の個人番号が必要。

個人番号のカードなんて全然使ってなくてどっかの引き出しの奥に入ってるので、急いで探し出しました。

そして「支給認定証」というもの。

これ、「証」と書いてあるから何らかのカードだと思ってしまいそうですが、ただの書類です。

引っ越しでこの書類が何処にあるのか正直わかりませんでした。

とにかくファイルを全部出してしばらく1つずつ見て行くと見当たるものが。

色々グチャグチャでまだ整理されてないけど、一応分類はしてたんだなと思いながら。笑。

主人が母子手帳のコピーを取りに行ってる間、何とか必要なものを揃え集めました。

 

去年猛暑の中保育園を見て回って、あんなにお金を使って大変な思いをして保育園に入れたのに。

こんな書類の提出遅れで退園になってしまったら、ウン百万とこれまでの夫婦二人の努力が水の泡に。

保育園が変わることになって、また慣らし保育に2ヶ月を費やすのも無理。

そんなことはあってはならない!

 

近年、妊娠を理由にした育休退園がメディアに取り上げられていますが、原則として育児休業を取ることは「育児できる状態にある」と考えられるため、退園をさせられることがあるそうです。

確かに、待機児童が社会問題になっている中、普通に聞いたら理解はできますが、このような処置は毎日保育園に行って先生やお友達と交流をして生活していた子供にとって、理にかなっている方法とはとても思えません。

うちのまるも、もちろんママとパパと一緒に時間を過ごすことが一番好きだとは思いますが、毎朝の準備をしている様子を見ると保育園に行くことをとても楽しみにしているからです。

お友達と先生の名前もしっかり覚えていますし、家に帰ったら何をしたのか笑顔で話してくれます(もちろんまだ宇宙語ですが)。

 

元々、今の保育園が第一希望ではなかったので、より環境が良く家から近い保育園に転園する可能性について夫と話し合ったことがありました。

しかし、転園することはまるの情緒的な安定や愛着形成の面であまり望ましくないと結論づけていて、例え一度退園することにより加算点を貰えて(4点加算点)、より便利で環境の良い園に移れる可能性があるとしても、それはやらないと決めていました。

もちろん、ここまで慣れてきた保育園を退園することになったら、私は自分の仕事に復帰できるか不透明な状況になり、結果的に家族全体が色々な影響を受けてしまいます。

妊娠・出産ともに役所関係のことはいつもヒヤッとする体験ばかり。😂

 

とりあえず、今回の書類の提出期限は無事間に合ったみたいですが、将来二度とこのようなことが内容に、本気で気をつけないといけないと思いました。

4ヶ月前までに提出しないといけないなんて、夢にも思わなかったです。

これからも育児休業関係の書類提出はまだまだ続きますので、気を引き締めないとですね。

ということで、区によっても違うとは思いますが、妊娠すると何かと気を使うことが増えて色々忘れがちになるので、皆さんの中にも上の子が保育園に通っていて、第二子を妊娠されている場合、書類の提出は早めにしておきましょう。

 

話は全然変わりますが、保育園の希望園提出について。

希望園は区内の認可保育園の数があるだけ書けるので、絶対入りたいと思う方は50とかリストに書いて出すことが可能です。加算点がなく40点の方は、考えてみてください。もちろん毎日通うことになるので許容範囲で決めた方がいいですが。

 

何か他に質問などがある方はメッセージしてください。

 

 

 

妊婦検診:妊娠6ヶ月、4回目

【2019年聖路加国際病院の女性総合診療部、周産期科での妊婦検診の体験です】

 

6ヶ月目も中盤に入りお腹もかなり出始めたところです。

ただの「え?太ってる?ビール腹?」という疑惑からも解放されました。😄

 

今日は第4回目の妊婦健診に行ってきました。

聖路加の妊婦健診は時間帯と混み具合によってかなり待たされる場合があるので、私は朝の早い時間帯に予約を入れることが多いです。

 

3週間ぶりの検診。

本当は4週ごとに設定されるはずの検診がなぜ3週?と思ったのですが。

担当先生曰く「僕は心配性だから3週間ごとにしています」ということでした。

(そう、実は担当先生が男の先生なのです。)

初期に色々なイベントがあり不安が多かった私にとって、自分からもっと頻繁に!と言わなくてもいいのが嬉しいところ。

 

検診はいつもと同じような手順です。

病院のカードを機械に入れ受付票を出して、2階に上がると妊婦専用の機械からコップをとって尿の採取。

その後3階に上がって扉の奥に進み血圧と体重の測定。

自分で母子手帳に血圧と体重を記入し、受付に受付票を出した後、診察室の番号を教えてもらったらお部屋の前で名前が呼ばれるのを待ちます。

朝の時間だと、時間通りに呼ばれるのが良いですね。

 

前回助産師さんから体重の増加について指摘されていたので、昨日の夜事前に測ってみると。。。

なんと3kg以上増えていることを発見。

体重のことで色々言われるとストレスが溜まってしまうので、朝ごはんを軽く済ませて調整を試みました。笑

幸いにも病院で測ると1.5kgしか増えてないことになっていて一安心。

助産師さんからもお医者さんからも何も言われませんでした。笑 😅

 

赤ちゃんは540gと順調に育っており標準からほんの少し大きいくらい。

検診中も動きまくって「元気ですね」と言われました。

 

私は結局予定帝王切開になるので、あまり関係ないのですが、今のところ逆子らしいです。

通りでいつも下を蹴られていたんですね。

少し動き過ぎるとお腹が張ったり痛かったりするので、念のため子宮頸管の長さも確認してもらいましたが、

今の所は子宮頸管の長さも40mmほどあり、順調そうです。

これまではどのくらい活動して良いか分からなかったのですが、前回に測った時に比べてあまり長さが変わってないので、このまま無理しない程度であれば特に問題はないだろうという感じでした。

(急に短くなることもあるので無理は禁物です)

 

最近は予想していたより仕事が忙しく、夜もいろんな理由でなかなか十分な睡眠が取れないことが多いので、すごく疲れていて正直早産が心配になることが多かったことも」あり、少し安心できました。

高齢妊娠・出産となると予想外のトラブルが発生することも多く、余計な不安が増えるものですね。

 

赤ちゃんの状態を確認した後は、先生から

「どうします?そろそろ帝王切開の予定日を決めますか?」

と聞かれ、私もちょうど今日聞いてみたいと思っていたところだったので、予定日を決めてきました。

 

事前に帝王切開で3回出産を経験した友達にも話をしていて候補日は幾つか決めていたのですが、どちらも早すぎるか、週末かで好きな日付にすることはできず。😓

今の所家族全員誕生日に5がついているので、変に揃えたい気持ちがありましたが。

「うん。でもねやっぱり38週目にした方が良いですよ。」言われ、1月のある日に決めてきました。

本当に予定通りに行くかどうかはわかりませんが。

オペ室もかなり混んでいるため、後々予約を変更するのは難しいようなので、

帝王切開になるとわかっている場合は、とりあえず日付を決めて予約を入れた方が良さそうです。

 

帝王切開の予約を入れた後は、助産師から次回の説明を受け、支払いをして帰りました。今日は私のリクエストで子宮頸管の長さを計り、おりものの検査もあったので5,000円ほど高くなった感じですが、やってなかったら多分1,000以下で済んだかなと。

 

次回はいよいよ妊娠中期検査で、妊娠糖尿病と血液検査があります。

緊張ー 

私は第一子が大きく生まれたため、いろんな人から「妊娠糖尿だったんですか」と聞かれることが多いですが、もちろんそんなことはなかったので、前回と同じように堂々と「いや、違います」と答えたく、今回も無事問題なく通りたいです。😆

まるは34週くらいから急に平均から大きく離れていったので。笑

 

検診の後は、半年ぶりに聖路加の一階にあるスタバーに行ってデカフェのコーヒーを買うことに。

つわりもほぼ終わりつつあり、久しぶりに飲んだコーヒーは格別でした。

 

今日はここまでです。

読んでいただきありがとうございました。

 

育児:妊娠したら知っておきたい授乳の話

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妊娠が分かったら皆さんそれぞれ最初に気になる事がかなり違うと思いますが。

今回は母乳育児について話してみたいと思います。

 

多くの妊婦さんは「出産」についてのことを沢山調べます。私もそうでした。以前書いたように出産レポを100件近く読んでいます。

母親学級、両親学級などでも出産時にどう対応するか、赤ちゃんの沐浴はどうするかなどを中心に教えてくれますよね。確かに授乳を事前に練習することは出来ないです。

出産については周りから語られる話も多いので、どうしても出産そのものに注意がいきがちですし、退院後育児が始まると赤ちゃんに合わせてとにかく朝晩目まぐるしいスケジュールが組まれているので、経験を詳しく共有したりする場も少ないのが事実です。

皆んな今大変なんだろうなって推測するくらい。

そして授乳がどう進んでいるかについて聞くこともあまりありません。何となくですが、とても聞き辛い話で、母乳育児が上手くいかないと変な罪悪感と後ろめたさが付きまとっていたりするようで、あまり共有されないのかなとも思っています。

 

母乳育児はWHOからもそうですし、とにかく赤ちゃんに最高の栄養と免疫を与えられる手段として進められてますね。

なので、ママになったら自然に母乳で育てようとなんとなーく思う人が殆ど。これはまた出産に似ていて、多くの人が自然分娩したいと思うのと一緒だと思います。

確かに母乳育児には数多くの利点があり、出来ればやった方がいいのは事実ではあります。でも母乳育児中のママの現実ってどれくらい知られているのでしょうか。

 

出産する前の授乳のイメージはお母さんが赤ちゃんを抱っこして、とても愛おしい雰囲気の中で行うというものでした。

正に赤ちゃんとの愛着を形成していく大切な時間、ですね。確かに、それが間違っているとは言いませんが、今考えるとかなり美化されているイメージだけが世間一般で共有されている。

今こそ思うことですが、もし私が育児が始まるまでに授乳に対するイメージをそのまま維持していたなら、母乳育児は絶対失敗していたと思います。

 

幸いにも、妊娠も8ヶ月を過ぎていたある日のこと。

偶然知り合った先輩ママから、聞いてもないのに授乳についての警告を受けました。

「今は出産のことで頭がいっぱいだと思うけど、出産なんて一瞬だよ。私に言わせれば授乳の方がずっと大変。結構辛いから今から覚悟しておいた方がいいよ。」と。

「産院はどこなの?」

まるママ:「愛育病院です。」

「そうか。じゃ多分大丈夫だね。愛育病院は母乳育児厳しいらしいから。」

今思い出せば、なんのことだろうと、当時はあまり想像がついてませんでした。

 

でもとりあえず家に帰ってきて授乳の仕方などについてYouTubeで調べることに。

なるほど、乳首をそうやって赤ちゃんの口に当てるのね。

軌道に乗るまではあまり上手くいかないこともなるのねーなど。

一応頭では理解したつもりで出産を迎えました。

 

そして出産後間も無く母乳育児が始まると。。。

私は自分の体が完全に「動物化」し始めたことに気がつきます。

赤ちゃんはお腹が空くと激しくなき、胸を顔に当てるもののなかなか上手く吸うことができずもがき始める。

言葉そのままですが、あまりにも頑張り過ぎて赤ちゃんはそれこそ顔が「真っ赤」になって泣きながら怒っている。

なんとか口に当てて吸い始めても、母乳が上手く出てこなかったり姿勢が不安定だったりと上手くいかない。

出産と同じで、授乳もまた赤ちゃんとママの共同作業であり、自分が頑張るから上手くいくものではなかったのです。

赤ちゃんはまだまだ未熟で私に頼り切ってはいるものの、一人の個体として、独立して存在する人間。

 

だから自然分娩と同じで「出来たら最高」だけど、上手くいかなくてもある意味「仕方のないこと」でもあり、母乳育児を成功させるのには想像以上の大変さが待っていて、自分で全てをコントロールすることは出来ないということです。

 

私の場合、授乳による痛みは産後6週まで続きました。

とにかく授乳の度に乳首を刃物で切られているかのような激しい痛み。

「激痛」で悲鳴を上げることもしばしば。

もちろん出血したり、瘡蓋が出来たりもしました。

あまりの痛さに搾乳をして哺乳瓶で母乳を飲ませたりすると、量が増え過ぎてしまい胸が硬くなることも。

それでも定期的な搾乳で量を増やしたり、外出が出来たりして良かったのですが。

何度か乳腺炎になり高熱で身体中が痛い。

乳首保護カバーを当ててみたり、毎日乳首保護クリームを塗ったり、氷を当ててみたりと痛みを軽減するためできるだけのことをしましたが、授乳の時間が来る度に泣きそうになりました。

その時に頼っていたのが、メデラの乳首クリームとパッド。

母乳の量が1ヶ月ほどで安定してきたので、その後さらに2週間ほどは乳首の痛みを我慢して何とか乗り切りましたが、6週目に入って嘘みたいに乳首の痛みが無くなるまで、何度も辞めたいと思いました。

乳首の痛みはいずれ消えていくと言われてもそれが信じられなかったです。

 

母乳外来で助産師さんにマッサージを受けながら「量はちゃんと出てきてるから頑張ってくださいね。痛みが無くなる日が必ずきますから。」と励まされ続け、旦那も鶏肉のスープなどを頻繁に作って常に水分が取れるようサポートしてくれたお陰だと思います。

母乳育児は最初に大きい山が立ちはだかっていますが、それを乗り越えても簡単になるということではありません。

しっかり管理しないとしょっちゅう乳腺炎になったりしますし、母乳って実は凄い漏れるんですよね。暑い夏でも母乳パッドが離せません!

外出先でパッドを忘れたことに気付き焦ったことが一度や二度ではないですし、漏れてしまって洋服がずぶ濡れ+ミルクの匂いで覆われることも。

そして、母乳の量もママの体調によって波があるため、一度良く出てたからと安心できるものではありません。増えたり減ったりします。

結果的に私はとても運よく、職場に復帰して断乳するまで一年弱の間、完全母乳で娘を育てることができましたが、まあ、これは大変って感じでした。

ここでは母乳育児が大変だと言ってはいますが、ミルクだから簡単かというと、実はミルクも本当に大変なんです。授乳の回数は10~12回くらいから徐々に減っていきますが、それでも一歳までに1日に3〜4回は授乳をする必要があるので。季節に関係なく適度な温度のお湯を用意して、ミルクを作り続けるって本当に大変なんです。どこにも簡単な授乳の方法はないし、どちらがもっと大変なのかと比べることもなかなかできません。

これは自然分娩と帝王切開を比べてどちらが大変か比べようとするのと似たようなものです。

 

もし偶然知り合った先輩ママから何も聞いてなかったら、誰も母乳育児の大変さについて教えてくれてなかったら、周りでプロとして、家族としてサポートしてくれる人がいなかったら、娘が力よくおっぱいを吸ってくれてなかったら、栄養の高い食事が出来ていなかったら…

母乳育児は続けられなかったと思います。

 

女性の胸って、世間一般的には性的なものとして捉えられることが多いですし、私も出産を経験するまでは形とか大きさとかくらいしか気にしたことがありませんでしたが。笑

実はこれだけ実用的で生を延命させるための大切な役割があるんだと思うと、完全に見る目が変わってしまいました。

今となっては自分の胸に何も性的なものを感じないですし、どんな形と大きさであれ、女性の胸は美しいと考えるようになりました。

 

そして母乳育児が上手くいかなくても、今の時代は他にも赤ちゃんをサポートできる手段が沢山あります。

ママとして出来るだけのことをしたら、その後は思い通りにいかなくても自分を攻める必要も他人を羨む必要もない。

妊娠と出産で女性は既に体を捧げて赤ちゃんを成長させていますし、一年も経てば赤ちゃんは離乳を果たすことになります。

育児はそれぞれ違う形で進むことであり、母乳育児もまたそれの一つだと考えて良いでしょう。(助産師さんに怒られそうだな。笑)

 

また、皆んなやっていることだから「苦しい・痛い」なんて言えない、言う必要もないと思うのではなく、もう少し気兼ねなく体験を共有することで、母乳育児と授乳とはどんなものか、理解も広がって行くのではないでしょうか。

そうすれば周りの人も母乳育児がどれだけ大変なのか、ママたちがどれだけの痛みに耐えて、どれたけのことを諦めているのか(睡眠と食べたいものなどなど)を理解できますし、6ヶ月から1年という短い期間の間、全面的にサポートしていこうという心構えを持てるようになるのではと思います。

 

そして、話題は全く違いますが、授乳の話を読むだけで、「育児休暇」という言葉に違和感を感じませんか。

育児は休暇なんていうものではない。

法律的にも「育児休業」と呼ばれているんだから、企業側でもちゃんと「育児休職」とかもう少し適切な言葉に変えて欲しいな。

 

以上、母乳育児と授乳についてのお話でした。

個人的な体験を共有することで少しでも認識が広まっていくと嬉しいです。

 

 

出産:第一子の出産の記録(4)愛育病院での出産費用とその他の話

【2017年愛育病院での第一子の出産体験記です】

出産:第一子の出産の記録(3)手術からた退院までに続きます。

 

愛育病院での入院期間ですが、母子ともに元気な場合、自然分娩で5日間、帝王切開で7日間が一般的になっています。

私が出産をした月は、分娩の数が多かったらしく、普通より入院が1日ずつ短くなると言われ6日間の入院になりました。

下記は妊婦健診、その他の検査などを全て除いた分娩費用のみをまとめたものです。

 

分娩費用合計:¥925,490

--------------------------

内訳

新生児哺育入院料 ¥170,000

分娩介助料 ¥440,000

手術及び薬代 ¥190,090 (帝王切開負担金額)

室料差額 ¥120,000 (シャワーなしの個室、5日間)

食事負担額 ¥5,400

 (出産育児一時金 ¥420,000)

 (健康保険からの祝い金 ¥100,000)

--------------------------

自己負担額 ¥405,490 となりました。

 

愛育病院の所在地である港区の住民の場合、出産育児一時金が¥600,000もらえるらしいので、さらに自己負担額が減ると思いますが、私は中央区住まいですので一時金は¥420,000となりました。

港区住まいの方が羨ましいですね。😭

 

退院の後ですが、私は産後手伝いに来てもらえる親族がいなかった為、中央区から助成金をもらえる産後ケアを利用することになっていました。

産後は腰の痛みが特に酷く、赤ちゃんを抱き上げることも出来ない状況だったので、私たち夫婦にとって嬉しい制度でした。

中央区から助成金をもらえるのは6泊までですが、私達は私の腰の痛みなどを考え、さらに自費で4日間を追加し、治療に通ったりしながら過ごすことに。

なので分娩以外でも産後ケアの費用がさらに¥185,000ほどかかり、不妊治療、妊婦健診、交通費などを含めると前回の出産では合計自費で¥900,000円ほどの出費がありました。

 

地方では国からの助成金をもらったことで出産でお金が増えたという話も良く聞くのですが、東京での出産はかなりの高額になることを覚悟する必要があるとつくづく思いました。

そして後でわかったことですが、帝王切開だと結局保険が適応されるので、都心3区のどこの病院で産んでも費用の差はそこまでないようです。

 

ということで、今回は聖路加で分娩を予定しているので、どのくらい金額の差があるか気になるところですが、妊婦健診だけの金額を見ていると前回よりは少なくなりそうだなという気がしています。

まだ早いですが、無事第二子を出産したらまた出産費用を公開して分娩先選びに役立てたいと考えています。

 

出産:第一子の出産の記録(3)手術から退院まで

【2017年愛育病院での第一子の出産体験記です】

 

出産:第一子の出産の記録(2) に続きます。

仕事柄サービスを使う人の目線や体験から物事を考えることが多いのですが、今回の入院体験についても個人的な感想を中心に書いてみたいと思います。

 

私は小さい頃から病気しがちで、病院かかることが多かったので、病院や医療機関に対してあまりいい思い出がありません。まあでも、病気にかかることは普通はネガテイブな体験の方が多いでしょうから、もしかするとごく一般的な感想かもしれませんね。

ただ病気をすることは多くても、実際手術をして回復の為に入院をしたのは前回の出産が初めてのことでした。

まず妊娠と出産は「病気ではない」とされていることもあり、出産に伴う入院をそこまで大したものとは考えていませんでした。

しかし、緊急帝王切開で状況が一転。

いきなり「手術」したことによる様々なおまけがついてきました。

手術の流れ

手術はまず下半身の脊髄麻酔から始まりました。

陣痛に絶えながら腰を丸くしての麻酔です。

麻酔医の皆さん、陣痛の間隔が1分以下になっているのにも関わらず、陣痛が来てない時に素早く麻酔を進めてくださって、痛みが来ている時は何もせず待っていてくれました。

その後先生方の準備が整うと主人が手術室に入ります。

主人は私の顔の隣で上半身だけをみられる状態になり、下半身は手術用の青い布カーテンで隠されます。

その後お腹から赤ちゃんが出されると、部屋の隅に連れて行かれ簡単に清潔にされた後、私と主人のところに連れて来られ、緊張の初対面。1〜2分後にはまた別のところに連れて行かれ、その後新生児室に移動されるようです。

この全てが15〜20分という短い時間に起こります。

 

その後はお腹を縫う作業?があるので、主人は手術室から退室、私は40~50分ほど手術台に横になってその様子をみながら待つことになります。手術は大体1時間前後で終わります。

ここで「見ながら」と書いた理由ですが、視力の良い人であれば手術用の照明器具に映った自分のお腹が見えてしまうから。😨

そうなんです、斬られたお腹の中にある臓器などがそのまま映って見えるのです!

私は幸いにも目が悪くメガネをしていなかったので、ただ「赤い」というのしかわかりませんでしたが。

見えていたら相当のトラウマなっていたのではないかと思いました。

手術直後

手術が終わった後ですが、まだ希望のお部屋が空いてなかったため用意されるまで別の場所でしばらく待つことになりました。

まだ何が何だかわからない状態。

しばらくすると主人が娘と一緒に部屋にきてくれて、ここでもう少し触れ合う時間が出来ました。抱っこされるととにかく泣いてしまった娘でしたが、記念写真を撮ったり初乳の授乳を試みたりしました。後は、あり得ないくらい浮腫んだ自分の悲惨な姿をみてびっくり。 

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入院1日目は4人部屋で

私はシャワーがついていない個室を希望していたのですが、初日はお部屋が空いておらず、まずは一晩4人部屋で泊まることになります。4人部屋は別途お部屋代がかかりません。

ベッドが入るとやっと1人が立てるくらいのスペースしかなく、狭かったのですが、空間的にはまずまず快適でした。

ただ帝王切開後は丸一日食事が禁止されていて、あまり動くことも出来ませんし、ずっと横になっていることになるので、周りの騒音で寝るに寝れない状況はかなり辛いものがありました。

看護師さんがひっきりなしに出入りしますし、赤ちゃんが泣いたり、隣のベッドからモニターの音するなど、とても休める環境ではありません。

 

麻酔による腰の神経の痛みと手術をした部位の痛みで、その日は娘のことを考える暇もなく、ひたすらボタンを押して痛み止めを補充していたのを覚えています。

とにかく時間が経つのを待って「耐える」だけ。

予定帝王切開でも緊急帝王切開でも、術後は個室を選ぶことをオススメします。何故なら、おそらく少し休めるのは初日の夜だけだから。

愛育病院は基本母子同室なので、次の日からは赤ちゃんの授乳やその他の世話はもちろんママがすることになり、休んだり眠る時間が与えられません。

結果的に私は個室に移動するまでの48時間をほぼ睡眠なしで過ごし、その後も睡眠不足でもがくことになります。

  

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入院2日目から退院まで

翌日幸いにも個室に移動して少しほっとしたものの、血液検査や、点滴の入れ替え(手術のため抗生剤と痛み止め)、授乳、食事、書類関連、お掃除などでとにかく30分〜1時間ごとに誰かが部屋に入ってくる。赤ちゃんと2人の時間も、休む暇もあまりない。

血液検査や点滴で刺され過ぎて、腕と手は痣だらけ。しかも、下手な看護師さんだと針がうまく刺せず2〜3回無駄に刺されたり、違う看護師さんを連れて来て刺し直すことも。それまで一度も注射針が怖いと思ったことがなかった自分ですが、またあれだけ刺されるんだろうなと考えると今から出産が怖くなります。笑

術後の腰やお腹の痛みであまり動きは取れないし、あまりにも部屋に入ってくる人が多くてちょっと休むこともままならないような体制。その為最初の3~4日は睡眠不足とホルモンの変化などでとても涙もろくなってしまいました。正直言うと精神的に追いやられ、「おかしく」なりそうでした。

 

そんな中、嫌な顔をされながら娘を少し預けて夜2~3時間眠ろうとすると「授乳して下さい」と助産師さんが叩き起こしにくるんですね。😢

確かに私の健康を第一に考えての血液検査や点滴が定期的に行われていて、また子供の為に初期の授乳が大切なのもわかります。

だけど手術をして何日も眠ってない新米ママをそれこそ「マニュアル」に従わせて追い込むのはどうなんだろうと思いました。

確かに、ママとしての予行練習ではあります。

赤ちゃんを家に連れて帰ったら同じように夜起きるだろうし、授乳とオムツ替えが必要で、なかなか休めない、眠れない日々が続きますから。

だからこそ、病院にいる間はしっかり回復させて欲しい。

 

10ヶ月という時間自分のお腹で育てた赤ちゃんに会えて嬉しい、幸せという気持ちでいたいのに、あまりにも衰弱していてそんな気持ちになれない。

数時間でもいいから邪魔なしで通しで少し寝かせてと悲鳴を上げそうになりました。

母乳を増やすために授乳を続けるのは大切だけど。

一日中授乳をしているんだから、夜くらいミルクを与えてもいいと思いました。

寝不足で私がおかしくなったら、赤ちゃんを世話できる人もいないんだから。 

病院側としては最大限患者の命を守る為のシステムを作って効率的に回しているんだなとは思います。

でも人間は流れ作業やマニュアルで管理できるものではないし、もう少し患者の体験を考慮してのシステムを作って欲しいと感じた6日間でした。

 

 

娘も私も退院の為の診察で無事OKをもらい家に帰ることになった時、あの冬の冷たい風があれだけ気持ち良く感じたのはその為でしょうか。

二度とここには戻りたくないと思ったくらい嬉しい退院でした。

この事をドクターの友達にいうと「入院って実はSoft Jail、ちょっとした監獄なのよ」と言われたのですが。

 

今回は入院期間中の食事やプログラムなどの情報というよりは入院体験について総合的な感想を書いてみました。

同じく愛育で出産をした友達に聞いてみると、自然分娩の場合、ポジティブ意見の方が多かったので、出産についての感想もだいぶ違ってくると思います。

ここに書かれているのは事実ベースではありますが、あくまでも個人的な感想ですので、愛育病院を分娩先として考えていらっしゃる場合は、様々な意見を総合して判断されることをオススメします。

 

次回は愛育病院での出産と分娩の費用や妊婦健診についての感想などをまとめてみたいと思います。

 

出産:第一子の出産の記録(2)

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【2017年愛育病院での第一子の出産体験記です】

 

出産:第一子の出産の記録(1)に続きます。

どんどん痛みが増し、機械の数字が定期的に99を表示し始め、間隔も短くなっていました。

しかしここでどんどん寒気が酷くなっていきます。

 

まるママ:「何だか寒いですが、毛布をもう一枚いただけますか。」

助産師:「寒いですか。部屋の温度はそこまで低くないんだけどな。ちょっと熱を計りましょうね。」「38.6度ありますね。」

これは良くないなー

抗生剤を投与していたので、もう少し様子を見ることに。

しかし、30分後に熱を計ると39.4までに上昇。

39度なんていうのは中学生の時、インフルエンザを拗らせた時以来見たことのない数字でした。

 

時計が朝の6時を回った頃、また内診をすると、まだ5cmしか開いてない。

こんなに痛みが強いのに1cmしか進んでないの?!

先生:「うん。。。今陣痛は2分間隔できてるし、痛みも強いのにあまり進んでないですね。熱も高いし、赤ちゃんの心拍もずっと高いままだからこのままだと危ないかもしれません。後もう少し様子を見ますが、手術になるかもしれないです。今から飲食は禁止です。また30分後にきますね。」

 

頭の中が真っ白になった私は、ある出産体験を思い出しました。

「痛みが一番強い時に息むと子宮口が開き易くなる。」

そこから全力で陣痛が来るたびに力を入れました。

赤ちゃんが頑張って骨盤の中に入ろうとしている感じがしました。

今考えるとどうせ痛いし、力を入れた方が逆に何かに集中できてたなと思います。

すると次の内診で劇的な変化が。

先生:「8cmまで開いてますね。でも赤ちゃんが全く降りてきてない状況です。ずっと赤ちゃんの心拍も高いし、まるママさんの熱も下がってきてないから、これは子宮内感染かもしれない。何時間も待てる状況じゃないから、早く出してあげないと危ないです。緊急帝王切開になるので、同意書にサインしてください。」

まるママ:「え?!緊急帝王切開ですか?少し考える時間はもらえますか?」

先生:「あまり時間がないです。10分後にきますので、それまで考えておいて下さい。」

 

10分ですか。

10分って、何か選択肢がある感じではないよね。

赤ちゃんが危ないと言われれば、親は何でもすると思います。

そうやって言われるがまま、同意書にサインをし、ますます強くなる陣痛に絶えながら手術室に移動しました。

もう既に陣痛の間隔は1分以下に。

手術の準備を進めながらまた内診をしてもらうとほぼ9cm開いていて、もう後少しというところ。

まるママ:「吸引などで産むことはできないですか。」と質問。

先生:「それがね。赤ちゃんの頭がまだまだ浮いてる状態だからできないんですよ。降りてくるのにはまだまだ時間がかかります。ここまで頑張ったから本当に自然分娩で産ませてあげたいけどね。」

 

手術が始まると10分後くらいにお腹から出された赤ちゃん。

元気な産声が聞こえてきた後、私の顔の横に連れて来られた娘はそれこそシワシワお猿さん。😊

妊婦検診の時にたまに見たことのある新生児より全然大きくてふくよかな赤ちゃんでした。

何も考えられず「あーあなたが私のお腹にいたのねー」と何だか複雑な気持ちをプロセスできてないままで主人と娘の顔を交互に見ていると、娘は直ぐに別のところに連れていかれてしまいました。

そうやって長期戦を準備して挑んだ初産はあっけなく緊急帝王切開で終わってしまいました。分娩室に入ってから4時間あまりのことでした。

 

出産を終えてから数日の間はかなり憂鬱な日々を過ごしました。

こんなはずじゃなかったのに。

寝不足とホルモンの変化、麻酔による術後の腰の痛みなどなど。

産後の経験はあまり想像することができなかったことの連続だったと思います。

数日後に同じ時期に出産をしたお母さん達に会うまで、自分の経験を客観的に考えることもできませんでした。

 

お母さん達の集まりでは一人ずつ自己紹介をして出産の体験を共有する場があるのですが、それぞれの出産にはそれぞれのストーリーがありました。

無痛分娩を希望して丸一日分娩台で頑張ったけど、結局は赤ちゃんが苦しくなり、緊急帝王切開になってしまった人、病院について2時間で自然分娩で安産できた人、20時間かけて出産した人。逆子のまま予定帝王切開で産んだ人。

 

出産の形は赤ちゃんと一緒に選ぶものだと言われてはいたけど、その意味があまりわかってなかったんだなと思いました。周りでは自然分娩と帝王切開で産んだ人が半々くらいだったのに、自分は自然分娩で産むんだと決めていた。でも赤ちゃんはその日に別の道を選ぶことにしたのです。

ここでもまたママがコントロールできることは意外と少ないんだなと感じました。

今ではどこの国でも自然分娩にこだわる傾向が強く、大きい声で「私は帝王切開で産みました」と言える人は少ないし、それだけ「自分で頑張れなかった」と思うお母さん達は出産の経験をシェアすることも少ないですが。どんな出産であれ、それが最適な形だったんだと自分で納得することも大切だなと思います。大体30%とのお産は帝王切開になるのですから、確率的にはかなり高いですよね。

 

一つ間違えていたら元気に生まれて来れなかったかもしれない、それが医療行為によって助かる可能性が高くなるのが帝王切開だからです。

そしてあるデータを見るとこの世の中にはお産で助からないお母さんも赤ちゃんもまだまだ沢山います。

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出所 : 厚生労働省「我が国の人口動態」(2016年までの動向)

www.nippon.com

 

そんななか、幸いにも日本は乳児死亡率が世界一低い国です。

そして妊産婦死亡率も0.005%と極めて低い数字なんですよね。

ニュースでは出産にまつわる怖い話が報道されることも多いですが。

ほとんどの病院では安全に出産が出来るよう最善を尽くしていると思います。

逆に自然分娩にこだわり過ぎて適切な判断ができてなかったらそれもまた困るのです。

それを考えたら、どんな形であれ、元気な赤ちゃんに会えたことに感謝しようと憂鬱だった自分の気持ちを少しずつポジティブな方向に持っていくことが出来ました。

状況を考えるとこれが私にとって最善の形のお産だったんだと納得がいきました。

もちろん、こーすれば良かった、あーすれば良かったと時々後悔することはありますが。

 

ここまでが愛育病院での出産のお話でした。

病院に着いてお産が終わるまでが4時間弱なので、病院に対する感想はあまりなかったのですが。

次回は入院していた6日間のお話を書いてみたいと思います。

 

 

出産:第一子の出産の記録(1)

【2017年愛育病院での第一子の出産体験記です】

 

痛みに耐える自信はありました。

小さい頃から病気をすることが多く、特にいつも胃腸が弱かったので様々なお腹の痛みを経験してきたからです。

あまり練習をせずに出てしまった😓ハーフマラソンも死にそうになりながらも意気込みで完走したので、兎にも角にも堪えると心の準備は出来てました。

だから無痛分娩も考えなかった。

出産体験記もおそらく100以上は読んだと思います。笑

YouTubeの見苦しいビデオも見ました。

 

38週に既に3000グラムくらいあった赤ちゃん。

内診すると子宮口も既に3センチ開いてました。

もうこれでOK、もう世の中に出てきても問題なしと思った私は惜しみなく体を動かしました。

毎日1時間以上歩く(骨盤と脚が痛くてもです)、お風呂に入る、アロマで刺激、鍼に通うなど。

 

39週が過ぎたある日、お風呂に入って、眠りにつこうとしていた満月の夜。

なんだか腰が痛み始めました。

ただ普段から腰痛がある私は、最初はそこまで深刻に考えませんでした。

お腹はジーンとした鈍い痛みがあるだけで激痛ではない。

これは陣痛なのかな?とネットで検索を繰り返して2時間。

夜の2時になって、やっと病院に電話をかけました。

 

助産師:「痛みは定期的ですか。1から10で表すと痛みはどのくらいですか。」

まるママ:「うーん。お腹の痛みは4−5くらいで、腰は7くらいです。でも定期的ではないですね。」

助産師:「なるほど。前駆陣痛かもしれませんので、もう少し様子を見てください。またお産になった場合に備えて少し休んだ方がいいかもしれません。破水したり、また何かあったらすぐに電話して下さい。」

まるママ:「わかりました。」

 

ここで直ぐに病院に行けば良かったんですよね。

これまで激痛に絶えたことが多過ぎたのか、腰からくる陣痛を完全に逃してしまったんです。

 

この後1時間の間、私はベッドに入ってなんとか眠りに落ちるため頑張っていました。腰の痛みは少しずつ酷くなっていきます。ただお腹の痛みは…まあ酷い便秘の後下痢になった時の痛みくらい?笑 

陣痛ってこんなもんじゃないよね、多分もっと激痛がくるはずだと思い込んでました。

ちょうど1時間くらいが過ぎた頃、なんだか急に寒気がして体が震えてきました。

お風呂に入ってから直ぐに分厚い布団の中に入っていたので、寒いとは思わなかったのにどうしたんだろう。

急に不安な気持ちになり、ベッドから出て隣の部屋で寝ていた主人を起こすことにしました。

やばい、脚が震えてる。力が入らない。

その時の時間:3時半。

 

まるママ:「ねえ、起きて、陣痛きたかも」

シュウちゃん:「…うん…なに?」

まるママ:「やばい、なんか体が震えててさ」

 

主人が立ち上がりドアの前まできた瞬間、急に脚の力が抜け、何か暖かい液体が下から流れてきました。

まるママ:「うっ、破水したかも」

 

頭の中が真っ白になり二人でパニックに。

急いで病院に電話をして、陣痛タクシーを読んで、荷物をまとめ始めました。

そしてついにお腹に激痛が走り始めました。

痛みを堪えて気が遠くなるのを何度か我慢。

あんなに準備しておいたのに、いざとなるともうアタフタしてどこに何があるか分からない状態。

しかも寝不足だった私は分娩の希望を書いた紙がどこにあるのか分からなくなってしまったり、破水したらそのままシャワーを浴びたりせずに直ぐに病院に行かないといけないなどの事を完全に忘れていました。

 

何とか準備を済ましてタクシーを待つこと40分。

なかなかタクシーがきません。

シュウちゃん:「タクシー来ないね、もう出て捕まえた方がいいかも」

まるママ:「どうしよう。なんか陣痛が定期的になってきてる」

と、その時やっとタクシーが到着。

破水してから定期的にきていた陣痛は既に4分間隔に。

 

タクシーで20分ほどかかる病院までの道があれだけ長く感じたのは初めてでした。

病院についたのは4時30分ごろ。

破水して既に1時間が経過し、陣痛の痛みも歩けないくらいに。

この時初めて、産院選びの基準を完全に間違えていた事に気がつきます。

何が何でも産院は近くにあるべき。

どれだけ準備を重ねても、陣痛がきたら焦ってしまうし、タクシーや道路の状況などは自分ではコントロール出来ないからです。

 

そのまま分娩室に案内された私は3分おきの陣痛に絶えながら着替えをし、分娩台で横になります。

助産師さんに聞かれる質問に何とか答えて、抗生剤の点滴が始まると、良く妊婦健診でお会いしていた女性の先生(愛育病院は担当医制ではありません)がきました。顔見知りの先生で少し安心。

 

先生:「内診しますね。4センチ開いてます。破水してるし、陣痛の間隔も短くて強さもあるので、おそらく正午前には赤ちゃんに会えると思いますよ。」

 

進行が早いのかな。

初産は普通20時間ほどかかると聞いていたので、ラッキーな方かな。

後は約7時間程度頑張るだけ。

主人におにぎりや飲み物の買い出しをお願いし、陣痛に絶えながら出産が始まりました。