アラフォーワーママの日常記録

子供3人の妊娠、出産、育児、仕事について発信

保活:入園時期と保育園入園について

【2019年4月向けの保活体験を元に書いています】

最初は保活情報を中心にと思いブログを書きはじめたのが、最近は妊娠の話ばかりになってしまい読んで頂いてる方に申し訳ない気持ちです。

そこで、最近あるコミュニティサイトで質問された方に答えたものを元に入園時期について少し話してみたいと思います。

これから書く内容は個人的な体験を振りかえりながら東京都中央区のルールで書いておりますので、当てはまらない方はスキップしてください。

 

入園の時期:ママの気持ち、家庭、そしてキャリアを長期的な目線で考えてみる

復帰の時期を決める上でもっとも重要だと思うのが、「ママ自身」はどうしたいか、という事。

以前何処かのリサーチをもとに書かれた記事を読んだのですが、子供達の幸福度はママの幸福度に比例するようです。

ママが復帰して働いていて充実した人生を送り、その肯定的な感情を子供達に伝えることが出来れば、それで良い影響となりますし(もちろんちゃんと子供達にも親として注意を払うと条件の下)、逆に家庭の方に集中したいと考えて、それが幸せだと考えれば、それもまたそれで子供達に肯定的な影響を与えるんだとか。

なので、まず最初に一番大事なのは、自分で納得した選択をする事だと思います。

とにかく仕事にやり甲斐を感じでいて早く復帰したいと思うなら、状況が許す限り、もしくは状況を作って産休明けに復帰できるようにする。

もし一歳までは自分で育てたいと感じるなら、それに伴うリスク(待機児童になってしまい、職場復帰が難しくなる可能性)を理解した上で、0歳児での入園は見送って1歳児入園までに待つ。

といったような選択を自分でする事です。

ここで私がママの気持ちが一番大事だと思う理由は、ママってどうしても最初は赤ちゃんに一番近く、赤ちゃんの生存に関わる存在なので、ママの心の状態が赤ちゃんの身体的、精神的な成長に大きな影響を与えると思うからです。

正直、それ以外はしばらくは二の次で良いと思っています。まずはママをサポートする、に限ります。

 

そして、ママの気持ちをしっかり理解した後は、次は家族の状況も考えないといけません。

多くのカップルが結婚して家事の分担などをあまり考えずに子供を産むことになりますが、私の経験上、これは大きな間違い、というか失敗でした。

まだ子供がいないカップルであれば、実は一人がもう少し家事を頑張っていてもそこまでの打撃はありません。

うちもどうしても自分の方が家事が得意ということもあり、だったら効率を優先して主人にはもっと働いてお金を稼いでもらい、私が主に家事をし、簡単なことだけを任せるというスタンスでした。

しかし、子供が生まれると全てがガラリと変りました。

人生の殆どの時期に共働きになるという前提なら、どちらも同じくらい家事と育児をこなす能力がないと、いつかはどちらかがとても辛い状況に陥ってしまう、そしてそれが家族前提に影響してしまうからです。

はっきり言って、ワンオペって理想的ではないというより、そんなの出来ないというのが事実です。共働きでどちらかがワンオペなんて、その人が疲弊して夫婦関係、子供との関係がいつか悪くなるのは目に見えています。

なので、夫は「手伝う」姿勢から「自分がオーナーシップ」を持つことが必要になっていきます。

オーナーシップを持つことは、自分で基準を持って誰にも言われなくても何をすべきか把握し、例えママが家に何日か居なくてもちゃんと家事と育児をこなして、家を回していけるようになるということです。

家事・育児での連携がちゃんと取れてない限り、産休明けの復帰をすることは出来ないですし、出来るようになるまである程度時間が必要と感じたら、育児休業の間に会社に行ってないから基本自分で全部担うのではなく、パパが少しずつ家事・育児に慣れるようにしていく時期として活用することが大事だと思います。

(現在、育児休業を取る男性は6%に過ぎない微々たる数字なので、ママが育児休業を取る前提で書いています)

 

また、キャリアやお金の事も同じく長い目線で考えると、復帰の時期を決めやすいと思います。

ずっと会社に勤める予定なのか、それとも独立するのか、もしくはブランクがあってもまた戻りやすい職種なのか、フリーランスとして働けるかなどなど、今何年か収入がない、仕事をして居ないことが、将来にどう影響して来るのかをまずは考えてみましょう。

大企業に勤めて居て、いつ戻っても自分の居場所はなくならないし、スキルの面でも心配ないというのなら、それに合わせて計画を立てれば良いですし、それこそクライアントとの関係性がとても大事で、ブランクが長すぎると将来的にダメージを受けやすにのであれば、またそれに合わせての対策を立てる必要があると思います。

また会社勤めじゃないと保育園に入れない区に住んでるなら、幼稚園、プレスクール、その他の習い事をさせる余力はあるのか、それに合わせて仕事は出来るのかなど、少なくとも小学校に入るまでの5〜6年間の中期的目線と、また小学校を卒業まではどうするかを長期的目線で考える必要があると思います。

色々なことを総合的に考えて決めて初めて、自分が100%望んでいたことでなくてもある程度は納得出来た形で復帰の時期を決めることが出来ると思います。

という現実的なことに追われる前に考えるべきことを書いてみましたが、これからもっと現実的な話に入ります。

 

0歳児入園、出来れば必ず

0歳児入園が可能なのは、ある意味特権のようなものだと考えています。

というのも、4月〜8月生まれで4月入園時に生後7ヶ月から11ヶ月の間の赤ちゃんだけが入園できますから、そりゃ競争率もグッと下がりますね。今すぐにデータを持ち出せないのですが、2019年の0歳児の場合、入園率は7割くらいと1歳児の5割より若干高くなっています。

子供を産む前は7ヶ月って凄く小さい、と感じていたのでそりゃ抵抗がある気持ちはわかります。個人的には他人に預ける上ではかなりギリギリの月齢だと考えています。

でも7ヶ月にもなるとハイハイが上手に出来たり、お座りも安定し、離乳食も進んで、授乳の回数もある程度減らせていることが多いです。

離乳が進むと夜の授乳も減っていくので、ママの睡眠時間も増えます。

ちょっと早いと感じるかも知れませんが、どうせ保育園の最初の2ヶ月くらいは慣らし保育が必要で、一日中丸々預けるのは後の1ヶ月の方からです。後、最初は風邪を引いたりするのでそれはもう、休むことも多くなります。

(基本的には4月に入園して5月の連休明けまではとにかく会社にフルで行けないです)

慣らし保育が終わる頃には9ヶ月くらいになっていて、さらに授乳も減り、保育園に行かせることによって生活リズムも整ってきて、夜の睡眠も安定してきます。

なので、もし自分の子が4月から8月にかけて生まれるラッキーなことがあって、出産後最低でも一年後には復帰した方が良さそうと感じている方は、0歳児入園の申し込みは絶対逃さないようにしたいところです。

もし復帰したいか気持ちがはっきりしないのであれば、本当にいきたい保育園だけ、数ヶ所選んで書くだけでも良いので申し込んでおきましょう。

落ちたら落ちたで待機期間が伸びるため、1歳児の時に40点しかなくても優先順位は上がることになりますし、内定できれば理想の保育園に入れた訳ですから入園することに納得できると思います。

こんなことを言ったりしてると、本当出産時期って合わせて産んだ方が良いんじゃない?ってことになりますが。。。それはまた別の話で、複雑な気持ちです。

 

1歳児・2歳児入園は入念な対策を

自分の子が4月から8月以外で生まれている方は、産休明けで預けるか、1歳児以降の入園を狙うことになります。

中央区の場合、フルタイム共働きで加算点がないと1歳児での入園率は50%くらいで、2歳児の内定率もそこまで変わらないので、40点だけだとちろん内定は確保出来ません。そして、もし自分の子が4月から8月以外で生まれているなら待機もその前に生まれた子より短くなるので、園にもよりますが、落ちてしまう確率が高いと言えます。

もしどうしても受かりたいと思うなら、数あるだけの保育園を全部希望園として書いて出して少し確率があがるでしょう。

しかし、保育園の送迎は毎日のことなので、自宅と職場の距離、交通便などをちゃんと考えていくとおそらく希望を出せるのは多くても10箇所くらいに絞られると思います。

中央区では園ごとの内定最低点数とランク付け(A~J)をして公表しています。

これで見るとある程度何処を狙えば勝ち目があるか、見当を付けることは出来ますが、はっきりした事は保育園の利用申請を出した年に、他の人がどのような希望を出したかに影響されます。

ここなら入園できる!というのが分かるくらいまで参考になるかというと微妙ですが、ある程度の「傾向」を理解するには、必ず目を通していく必要はあると思います。

 

1歳児・2歳児入園でもう少し確実な方法で内定を目指すなら、「調整指数」の加算点を狙う他はありません。

それについては以前も書いたことがあるので、こちらにリンクさせておきます。

色々な加算点の種類がありますが、一般的な家庭で第一子を保育園に預けようとした場合は認可外保育所か、いわゆる保育ママに預ける、という二つの方法に限られると思います。

 

まずここで覚えておきたいのが、加算点をもらうための復帰の時期について。

調整指数の対象となるには、認可保育園の申し込みが始まる最低2ヶ月前から仕事を開始して、認可外保育園に預けていることが必要ですが、

毎年の申請申し込みの時期が変わるため、ギリギリ数日の差で「2ヶ月前」の条件を満たせなかったということにならないように余裕を持って復帰・認可外保育園の利用を開始するようにし、注意しましょう。

また、認可外保育園加算点の条件は結構細かいので要注意です。

例えば、1歳児・2歳児の場合、認証・企業主導型保育事業所以外の認可外保育園でないと、加算点は付きませんので、確認が必要です。

私の知り合いは1歳児認可保育園の入園を目指しているのに、同じ認可外だと思い込み、企業主導型保育事業所に申し込みの2ヶ月前から預けました。

しかし、この場合3歳児認可保育園入園希望までは調整指数の対象にならないため、1歳児クラスに申し込む時は加算点がありません。結果的に一旦2歳児までに保育の場所は確保出来ても、条件は40点の家庭変わらないのです。

もちろん、とにかく滑り止めが欲しいという場合は良い方法かもしれません。

これ、ここで言うと簡単に聞こえますが、私が保活をし始めた時、実はかなり混乱した部分でした。

そして認可外保育園は一般的に高額になることが多いため、投資対結果が得られるのかを見極める必要があります。

例えば、ランクA、B、Cの保育園を目指していて、枠が小さい場合、43点があっても入れる確率はとても低いので、ランクAやBの保育園に入らせたいと思って、認可外保育園に高額の投資をするのは見当違いの判断です。

 

認可保育園でなくても良いなら、復帰の時期に合わせた準備を

昨年の保活でわかった事は、4月以外で園児の動きは凄く少ないので、認可はほぼ不可能、認可外でも年度途中入園は厳しく、「運」任せになるという事でした。

認証保育園でしたら、たまに7〜9月にかけて稀に空きが出ることがあるそうなので(10月からの移動などで)、早めに待機をかけておいてその時期から2歳児クラスまでは認証保育園に預ける事が可能です。

(認証保育園でも5歳児まで預けられるところもあるようですが、私が行ったところは殆どが2歳児までで、3歳児からはまた保育園を探す必要がありました)

2歳児までに認証保育園に預けていると認可保育園の3歳児クラスに申し込む時に3点の加算点をもらえます。

ただし、3歳児からは認可保育園自体の枠も数が1歳児の時に比べると減ってきますので(全くない場合もあり)、区立保育園は狙えない可能性もあります。

また、根本的な問題として認証保育園もどこも待機人数は想像を超える数なので、注意が必要ですし、認可に比べれば環境の面でも差がありますので、必ず自分の目で確かめて選択していきたいところです。

 

最後に

以上入園時期と1歳児クラス認可保育園入園について書いてみました。

保活って実は家族みんで考えないといけない大事な大事なステップ。

周りの人との連携、夫とのパートナーシップが欠かせません。絶対にママ一人で出来ることではないので、家族みんなで真剣に考えてもらいたいと思っています。そして、行政にはさらに真剣に考えてもらい、何かと理にかなった解決策を見つけて欲しいです。

 

私は自分の子を9ヶ月の時から預けていますが、本当は1年半くらいは自分の手で育てたいと思っていました。

但し、既に退職していた事、ちょうどオファーが出そうな会社があった事、仕事の内容から会社の数が5本指に入るくらいしかないこと、将来的に何年も子育てだけに専念する予定がなかった事、夫が積極的に背中を押し、家事・育児に協力してくれたことからタイミングを掴むため、思ったより7ヶ月ほど早く復帰することになりました。

仕事と育児の両立がどこまで出来ているかはまた別問題として、子供の成長やこれまでの経過から考えて正しい選択だったと納得しています。

 

かなり長い投稿となりましたが、保育園の利用申請が始まった今、悩んでいる方に少し参考になればと思います。保活中のみなさん、応援しています。